甦るB級ホラー伝説シリーズ～
悪魔の少年ダニエルが微笑む時、あなたの心臓は凍りつく！戦慄のオカルトホラー作品。

悪魔から逃げるためダニエルは全寮制の学校へ。だか魔の手は平和な学寮へと伸びてしまう。

このB級感が漂う映像とスト－リ－をなめてかからないほうがいいです。
この手のホラーでは意外と残酷ティストに仕上がっていたので一目には置いていたホラー作品です。
今の目の肥えたファンには到底オススメ出来ないが…。

主人公ダニエルは、悪魔に魂を売った父親から逃れるために母親が小さな全寮制の学校に隠すように入学させるんです。この学校は生徒数7人ぐらいの、情緒不安定や精神的に問題のある生徒ばかりが居ます。でも、この生徒たちがなんか腹立つんですわ～ダニエルにちょっかいかけてきたり～でもダニエルはすでに悪魔にとり憑かれてるのでそいつらを惨殺するんです。生きたまま焼き殺したり、粉砕機に入れてバラバラにしたりのやり方で～

それにしても、ホラー映画はダニエルって名前が多いような気がしますが、ダミアンとか、女の子ならダリアンとか、なんかDが関係あるの？デビル、デ－モン…う～ん、わからん。

毒父的な父親から逃れる為その息子ダニエルは全寮制の学校にかくまわれるも、悪魔に魂を売った父親に体を乗っ取られてしまう「オーメン」タイプのオカルトホラー。

学校には精神を患った少年少女達が居て、その中にはダニエルに意地悪するいじめっ子も。しかし父親が乗り移ったダニエルは超能力でいじめっ子に対抗し、ガラスを飛び散らせ顔を傷つけたり喉を詰まらせたりテレビのリモコンを爆破させ火傷させたりし、やがて自然発火で焼き殺し粉砕機でミンチにする等して死に至らしめます。

そんなダニエルの正体を疑っていたのがいじめられっ子のチャーリーという少年で、友達以上恋人未満的なデビーの命までもが狙われて立ち上がる・・という展開となっており、オーソドックスな内容ながら終盤にはダニエルと父親の対決も有ったりと飽きさせません。

惜しむらくは演出が淡泊気味なこと。いじめっ子は2人と少なく、上記のように焼死＆ミンチになるわけですがヘイトをもっと溜めた段階で報復して欲しかったですし阿鼻叫喚な悲鳴を聴かせることなくただ体が燃えるだけだったり、切断された手がポーンと芝生に転がる程度で、終盤の父親の最後なんかもド派手に出来た気がします。

その辺りも充実してれば名作までいかなくても80年代のB級ホラーの佳作に成り得たかも。テレビ映画と捉えれば悪く無い作品でした。