イスラエル軍や入植者達に迫害されながら生きるパレスチナの人々を追ったがっつりドキュメンタリー。
イスラエルによってボーダーに建てられた数百kmにも及ぶ壁によって、水源は絶たれ、漁や商業はイスラエル政府によってコントロールされ、壁にいる軍人からは学校でも住宅街でも無差別に発砲され、窓や壁や家具なんかも破壊されるし、不運にも負傷する人もいる中で、やっぱり現状を話す大人たちはみんなして怒りの言葉が溢れ出てくる。しまいには無実の人々が拘束され、国外追放を命じられることだってある。

一瞬だけ違う映像が映ったり、2秒くらいの同じ映像が3回くらい繰り返されたのはわざとなのかな...？ちょっとそこらへんの洗練されてなさはあったかもしれないけれど、そうそう映像に収められるような内容じゃないものが多かったので気にしなければ許容範囲、映画じゃなくてドキュメンタリーだし。
欲を言えば、イスラエル側からの視点も欲しかったかもしれない。

前知識ゼロで見に行ったもんで、最初はバラバラに見えた物事に、だんだん繋がりが見えてくるような流れはすごい良かったし、3章からのラストスパートは個人的に好き

「自爆テロはテロじゃない、これこそがテロだ。」