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天使の宿り木のUnrelatedのネタバレレビュー・内容・結末

天使の宿り木(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

恋人に捨てられてしまった娼婦コレットは、見知らぬ女の息子ビリー(見知らぬ女は殺されて亡くなってしまう。)の世話を受けることになるが、あまり乗り気になれず、何度もビリーから逃げている。
この作品はそんな精神的に傷ついた二人の間に生まれる奇妙な関係を描いている。
感想としては、以前鑑賞した「橋の上の娘」にも当てはまることだが、コレットを演じたヴァネッサ・パラディの演技が凄かった(ビリー演じるヴァンサン・ロティエの演技も好き。)。ビリーから離れようとしても、感情が邪魔をして、なかなか離れることができない感じや、傷つきながらも、堂々としようとしている感じが伝わってくるのだ。そしてビリーに身体を許すときの声の震えが特にリアルに感じて好き。ヴァネッサ・パラディが出演している作品をもっと観てみたいと感じた。
そしてポンツーンの端に座りお互い同じタイミングで目を閉じるシーン(二人のこれから。)で締めくくるところが自分好みだったし、音楽との相性が良いと感じた。
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