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田舎司祭の日記の人間のレビュー・感想・評価

田舎司祭の日記(1950年製作の映画)
3.5
田舎に赴任してきた司祭が村人たちから悪意を向けられる、冷淡で陰鬱な映画。
ブレッソン独自のスタイルが確立する以前の作品のようなので、かなり演技ぽかったり音楽が流れ続けていたりと意外にも普遍的な作品だったように思いました。
悩み続け精神も肉体も衰弱していく主人公と主演の方の幸薄そうな顔(良い意味です)が非常にマッチしていて良かったです。そんな不憫な生活の中で唯一笑顔になれたバイクのシーンはとても印象に残りました。
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