初見です。いやーめちゃくちゃ難しかったです。ピンキーとミリーの本名が同じことや同僚の双子がやけに強調されること、同じ男と寝たり同じ日記を共有したり…などの描写から見て、ベルイマンのペルソナのように二人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作はコロナが流行した年に話題になっていましたが、今になってようやく観ました。
コロナ禍の様子そのままを予言したような映画で怖かったです。ウイルスが発症するまでの流れ(ラストシーン)や陰謀論などのデマ>>続きを読む
「大人は判ってくれない」「アントワーヌとコレット」に続くアントワーヌ・ドワネルの冒険3作目。
失恋した勢いで陸軍に入ったものの素行不良が原因で除隊になったアントワーヌ。新たにホテルのフロント係に就くも>>続きを読む
かつて作家になることを目指していた高校の国語教師ジェルマンは、クロードという生徒の作文に心を掴まれる。彼の人間観察能力に秀でたものを感じたジェルマンは小説の書き方を個人指導するが、次第にクロードの小説>>続きを読む
誰もが知っているジャンヌ・ダルク、彼女の裁判の様子。ここではフランスの英雄ジャンヌではなく、信心深いひとりの女性の生涯が描かれています。以前にゴダールの”女と男のいる舗道”を観た際、本作が引用されてい>>続きを読む
アメリカ財務省の会計士として働くフィスターは、マヌケだが仕事はできる男。イタリアンマフィアのボスがアメリカから持ち出したという100万ドルを探すため、フィスターはイタリアに派遣され次々とトラブルに巻き>>続きを読む
レコード工場で働く青年アントワーヌは、クラシック音楽会で出会ったコレットという女性に一目惚れ。アントワーヌのアタックの末二人は仲良くなるも、友達以上の関係には進展せず……
大人は判ってくれない(195>>続きを読む
アントワーヌは複雑な家庭環境で育ち、家にも学校にも自分の居場所がない少年。素行の悪い彼は家出して親友のルネの家に逃げ込んだり盗みを働いたりして、やがて感化院に送られることになる。
大人は判ってくれない>>続きを読む
舞台女優のアンナは独身主義者だったが、義兄の友人である外交官のフィリップに惚れ込んでしまう。一方フィリップも独身主義を持っており、アンナを遠ざけるために自分は既婚者だと嘘をつく。
前半の大人の恋愛から>>続きを読む
どうしてもポルシェでレースに出たい美容師見習いのマルクは、あの手この手でポルシェを手に入れようと奮闘する。
イエジー・スコリモフスキがベルギーで撮影したヌーヴェルヴァーグ的作品。
基本的にずっと車を走>>続きを読む
ジャンル:終末シンフォニックトナカイ粉砕反キリスト戦争推進メタル。
久しぶりに純粋なコメディを観た。メタルは一時期少しだけ聴いていた程度ですが、知識がなくても十分楽しめました。
一番クールなキャラが一>>続きを読む
ベトナム戦争末期、心の病を訴えた米兵たちは古城に造られた療養施設に収容された。そこに新たに赴任してきた精神科医のケーン大佐は、収容者の一人、神経症の宇宙飛行士と親しくなる。
精神障害やPTSDに苦しむ>>続きを読む
この頃長尺の映画が観られなくなってきまして、今回久しぶりに挑戦したんですがやはり集中力が続かず……エピローグがあまり理解できませんでした。
エピソード2の強迫性障害と潔癖症によりモタモタと殺害現場に行>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ジャンルとしてはホラーサスペンスとか、ドラッグホラーとかでしょうか。双子の精神の結合と肉体の分離という点でボディホラーとも言えると思いました。
これまでの人生全てを分かち合ってきた二人は、一卵性双生児>>続きを読む
対話しようとしてももうどうしようもないほど修復不可能な関係が、あのような結末を迎えてしまうのは当然の摂理ですが切ないですね。
本作を製作中クローネンバーグは離婚協議中だったようですが、それが作中に顕著>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今でこそ夢オチは定番の手法ですが、約100年前の作品だということを鑑みれば、いかに斬新な映画だったのかが分かります。
画面が全体的にぼやーとしていたこともあって、登場人物の識別に若干苦労しました。
録音技師のフィリップは、親友の映画監督フリッツからのSOSを受けポルトガル・リスボンへと向かうが、到着すると肝心のフリッツは不在で……
先月”ことの次第”を観たので、今回こちらを鑑賞。
ロードムービー>>続きを読む
生まれつき超能力を持っていた主人公、謎の博士の登場、自分と対になる敵の存在……と要素を並べるといかにも少年漫画なんですが、クローネンバーグ監督が撮ると一味違う作品になりますね。面白かったです。
しかし>>続きを読む
弁護士のフレデリックと彼の若妻アンを中心に、彼の愛人やそのまた愛人、ひいては息子や使用人も巻き込んで起こるベルイマンの恋愛群像劇。
ベースにはラブコメや下ネタなど俗っぽさが占めつつも、詩的な台詞や独自>>続きを読む
ゴダール映画はこの辺りから政治色が強くなってきたのでしょうか。
主人公の青年、政治に熱心なことはいいけどどうも態度がいけ好かないなぁ、などと思いながら観てたら途中で寝ちゃいました。
時間あれば再チャレ>>続きを読む
森の中の廃屋へやって来た5人の男女。そこで見つけた一本のテープを再生するが、それには死者を蘇らせる呪文が録音されており……
有名なタイトルなのでそろそろ観ておこうと思い今回鑑賞しました。
悪霊に取り憑>>続きを読む
カレル・ゼマン作品初鑑賞です。
寝るような映画じゃないんでしょうが、映像が綺麗すぎて2回くらい寝落ちしてました。
実写とアニメーションのコラージュで作られた映画ですか非常に自然で、しかし絵本の世界のよ>>続きを読む
末期癌を患う16歳の凶悪犯ブルーは、担当医のマイケルを人質に取り”聖なる山”を目指す。一方マイケルには払拭できない過去があり…
患者と医師、誘拐犯と人質という関係から、心を通わせお互いを救う唯一無二の>>続きを読む
1905年、第一次ロシア革命の最中起きた”戦艦ポチョムキンの反乱”を題材とした映画。
モンタージュ理論を確立したのは本作だそうですが、正直字幕を入れなくともなんとなく話が理解できるくらいには映像が完成>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マドモアゼルは何故あのような行為に及ぶのか、彼の息子に強く当たるのか、最後は彼を擁護しなかったのか。それは自身の欲求不満の解消かつ、惹かれた男性が町中の女性の憧れだったことから、恋慕の感情が嫉妬と憎悪>>続きを読む
陪審員に選出されたスーザン。法廷での審理を重ねていくうちに「もしかして犯人、ウチの夫じゃね…?!」となっていくサスペンス。
掘り出し物でした。面白かったです。
夫がスーザンを追う時まずメガネを外したの>>続きを読む
倒産寸前の靴工場”プライス”の4代目社長チャーリーは、ある日ドラァグクイーンのローラと出会い、紳士靴からドラァグ向けブーツの製造にシフトチェンジし経営を立て直そうとする。
ハイヒール履いて街を闊歩した>>続きを読む
ケリー・ライカート監督の作品は以前に”リバー・オブ・グラス”を観てすごく感銘を受けたのですが、本作も素晴らしかったです。
家庭を持っていてもうすぐ父親になるマークと、誰からも縛られたくなくて独りで生き>>続きを読む
ガビガビの画質だからすごい古い映画かと思ったんですが、初期のゴダールは〜という台詞が出てきて確認したら90年代の映画でした。
ジム・ジャームッシュ的なオフビート感を踏襲しつつ、どんどんトラブルに巻き込>>続きを読む
二人の娘とぎこちない生活を送るスタンレーは、ある日妻が赴任先のイラクで戦死したことを知る。母親の死をどう伝えればいいかわからないスタンレーは、娘たちを連れて現実から逃げるように旅に出る。
話の緩急や台>>続きを読む
田舎で暮らす双子、イタズラ好きの兄ホランドと温厚な性格の弟ナイルズ。そんな二人の周りで不審な事件が起こるようになり…
原作は未読です。
展開が進むまで若干ダレる部分はありましたが面白かったです。子供も>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
老人ホームで余生を送る主人公パットは、かつての顧客リタが遺言に「パットに死化粧をしてほしい」と記していたことを知る。施設を抜け出したパットは、今は亡き恋人や親友との思い出を回想しながら葬儀場を目指す。>>続きを読む
カラッと晴れた夏日のようなクリスマス映画。
服役を終えて出所した娼婦のシンディは、恋人の浮気相手を探すために親友のアレクサンドラと共に街へ繰り出す。
全編iPhone5sで撮影されたそうですが、それに>>続きを読む
久しぶりに再見したので再度レビューを。偏愛映画です。視聴は8回目くらい?
80年代にオーストリアで起きた実際の殺人事件を題材にした映画。
刑務所を仮釈放された”K”が、自身の独白と共に一家惨殺を遂行す>>続きを読む
“健康でさえあれば”から削除され、短編として独立した話。
ユーモアを交えながら管理社会・格差社会への皮肉を描いた作品で面白かったですが、個人的には最初のソロキャンのシーンのほうが好きでした。
4つの物語で構成されたオムニバス映画。
1.不眠症:寝付けない男性が本を読んでその世界にのめり込んでいく話。話に入り込みすぎて横で寝てる妻の挙動にビクビクしてるのが可愛いです。
2.シネマトグラフ>>続きを読む