不良グループが金稼ぎのために侵入した古い一軒家で老人の死体と大量のVHSテープを見つける話。
全編POVで5本の短編とそれらを繋げる幕間の1本という構成は面白いが、いかんせんコンセプトに纏まりがなくま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
夫と息子殺しの罪で収監されていた女が30年ぶりに事件が起きた自宅に戻ってくる話。
ミニマルな空間で展開される重厚なストーリーが面白かった。
家族の時間が閉じ込められた家という存在自体が円環構造を作り上>>続きを読む
引っ越し先で暴漢に襲われた過去を持つ小説家が姉からの電話をきっかけにその家に帰省する話。
現実と虚構が入り混じる構成が見事で騙された。肉体への暴力描写は冒頭から凄まじく、中盤の種明かしからは一気に精神>>続きを読む
人間と幽霊が共存する田舎町でピザ配達員を狙った連続殺人事件が起こる話。
ホラーにもコメディにも転ばない中途半端さ。無味な話で特筆する点もないが、往年のホラーを踏襲したレトロな雰囲気は良かった。
羊飼いの死の真相を暴くため羊たちが奔走する話。
辛いことや悲しいことを三秒で忘れ死という概念が記憶の中に存在しない羊たちが、最愛の人物の死を覚えておくことを選択し人間、また羊自身に存在する呑気な家畜と>>続きを読む
声を失った元ロックスターの浮浪者が人種暴動に乗じて復讐を果たす話。
90分で全部やる。終始陰鬱な雰囲気を漂わせながら画面は運動の爽快感で満ちていて、荒々しいジャンプカットも無駄を削ぎ落とす演出として機>>続きを読む
監督自身が精錬工として働き製作した冶金工場のドキュメンタリー。
流れ出る鉄、飛び散る火花、簡易的な作業着を身につけ黙々と働く男たち。説明は一切ないが明らかに危険な現場であることが一目でわかり、白黒映像>>続きを読む
サーカス団から連れ出されたロバがポーランドの地を彷徨う話。
ブレッソン『バルタザールどこへ行く』はロバの純粋な視点を通して人間の原罪を描く作品だったが、本作はロバにかなり人間的な思考の投影・人間の意図>>続きを読む
自身の執筆した戯曲『サロメ』が上映禁止になったオスカー・ワイルドを励ますため彼の信奉者の男とその使用人たちが一夜限りの上映会を開く話。
『サロメ』をワイルド自身が観劇する劇中劇として描く構図が斬新で面>>続きを読む
数多くの住民が行方不明になってきた町で、心理学者の元に不眠症を訴える患者が次々とやってくる話。
冒頭でミラ・ジョヴォヴィッチが「どうもミラ・ジョヴォヴィッチです、再現VTR演じました」と自己紹介すると>>続きを読む
失踪した娘を探すためレイヴパーティーに参加する父とその息子の話。
面白かったー。このレイヴパーティー〜砂漠の通過自体が巡礼の旅となりタイトルのシラートを表す終盤の展開も合わせかなり宗教的な文脈を含んで>>続きを読む
売れない俳優たちが自主制作映画のプロットを考えるため山小屋に泊まる話。
マンブルコアの体裁を保ちながら典型的なホラージャンルを解体していく試みが面白い。
ドキュメンタリータッチのリアリティある作風だか>>続きを読む
田舎町に左遷された二人の刑事が少女を狙った連続殺人事件を追う話。
湿地帯が舞台の作品に違わぬ陰湿な雰囲気のクライムサスペンスだった。
独裁政権から民主主義国家に移り変わっていく混沌とした時代背景が秘密>>続きを読む
田舎町にフレスコ画の修復にやってきた男が不可解な体験をする話。
全編に漂う緊張感や町全体の怪しい雰囲気は好きだが結末に行き着くまでが非常に遠回りで冗長に感じた。
やたらと意味のない情事のシーンが多いし>>続きを読む
階段を踏み外し昏睡状態に陥った少女が不気味な世界を彷徨う話。
いかにもデル・トロが好きそうな世界観やクリーチャーの造形のクオリティが凄まじく、エマ役の少女のケアがちゃんと行き届いているか心配になるくら>>続きを読む
泥棒の男がサーカス団の一員として”天使”に扮した鳥人間になる話。
流石にワイヤーで釣っているのがうっすらと見えるがそれでも本当に空を飛んでいるようで、夢を現実に近づけたいという監督の強い意志が伺える。>>続きを読む
ブルジョワ家庭の「理想の奥様」として慕われる女がある出来事から黒人の庭師と親しくなり悪い噂を流される話。
本作は50年代メロドラマのパロディだけに留まらず、現代的な視点で当時あたり前とされていた保守的>>続きを読む
FBIの証人保護プログラムを受け逃亡生活を続ける元マフィアの父親とその家族が田舎町に引っ越してくる話。
娯楽映画として押さえておいてほしいポイントがしっかりとあり面白かった。
終盤の殺し屋との攻防はあ>>続きを読む
無名の惑星にやってきた地球人たちが新たな文明を築くところから始まる話。
政府による圧力で製作中止ってどういうことなのかと思ったが、たしかにこの熱量の哲学的な作品をカトリック国のポーランドで上映したら政>>続きを読む
二人の男が荒野を彷徨う話。
目的もなく会話もなくただ荒野を歩き続ける姿に息が詰まる。広大な大地を前にした人間の存在は小さく飲み込まれて消えそうで、概念的な死を感じる作品だった。
ロングショットがめちゃ>>続きを読む
不良グループとつるむ12歳の少年が過激な国家主義者の登場によって極右思想に傾倒していく話。
青春映画と呼ぶにはあまりにも重すぎる。
大前提として人種差別、排外主義はありえないがナショナリズムに取り込ま>>続きを読む
自殺未遂をした人妻を助け彼女の夫を好奇心で調査してたら恋に落ちてしまった女の話。
おしゃれフレンチコメディかと思っていたがあまり出会ったことないタイプのスリラーで驚いた。ミレーユ・ダルクのための映画、>>続きを読む
自身もマフィアと深い関わりを持つ家庭で育った青年が反マフィア活動に人生を捧げた話。
”ファミリー”を重視するマフィアを、父親を裏切り組織が根を張る生まれ故郷で糾弾することがどれほど勇気ある行動であり、>>続きを読む
森の住民と貴族のネズミが人形を取り合う話。
おそらく森の住民と上流階級の貴族ネズミは労働力として搾取される側/している側であり、女性を模した人形は見た目通り女性を表していてその階級構造の中でさらに搾取>>続きを読む
昔のローマ、現在のローマ、フェリーニのイメージするローマの姿を断片的に描いた作品。
たとえばこの頃のNYはさまざまな映画で不夜城のように描かれている印象が強いし、現代の東京も近しいイメージがある。本作>>続きを読む
へそくりを盗んだ夫とそれを追いかける妻が美術館である絵を目にする話。
約10分の短尺だが満足感が凄まじい。
他者から語られる「理想」とかけ離れた現実に気まずくなり仲直りする夫婦。結末から見るに夫も働き>>続きを読む
田舎の消防署で開催されたパーティーでさまざまなトラブルが起こる話。
完全に邦題に騙された。カワイ子ちゃんは一応出てくるがメインは消防署の高齢男性たちで、彼らがぐだぐだしている様が映し続けられる。
署内>>続きを読む
水質汚染によって突然変異した寄生虫が独立記念日を祝う田舎町の人々を襲う話。
丁寧に作られた満足度の高いモキュメンタリーホラーだった。
過去のレポート映像を振り返る形で構成されているため少々地味だが、祭>>続きを読む
幼少期に監禁され壮絶な拷問を受けた少女が15年後に犯人に復讐をするところから始まる話。
ニューウェーブ・オブ・フレンチホラーに位置付けられる4本とりあえずこれで見終わった。本作だけ別格というか、そもそ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
暴動を起こした移民の若者達が殺人鬼一家の宿に逃げ込んでしまう話。
『屋敷女』『ハイテンション』の順で見てしまったのでその2作と比べると地味に感じてしまったが、本作はかなり政治色の強い作品でただのスプラ>>続きを読む
CIA捜査官から調査依頼されたテレビキャスターの男がロシアのスパイ疑惑がかかっている友人たちを自宅に招く話。
プロットがとっ散らかりすぎていて頭が追いつかなかった。
過剰な監視社会の風刺的な意味合いが>>続きを読む
セレブのパーソナル・ショッパー(買い物代行者)として働く女のもとに謎のメールが届く話。
難解で掴みどころがない霧みたいな映画だった。
双子の兄/妹、死者/生者、クライアント/パーソナルショッパー対比関>>続きを読む
恋人に父親殺しの依頼をされた男がハンマーを持って殺しにいくが、全然死んでくれない話。
話運びは完全にコメディだが展開の読めなさはスリラーだし、血みどろ具合は完全にバイオレンス映画でジャンルは混在してい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
友人の実家に泊まりに行ったら謎の殺人鬼が現れて家族を殺し始める話。
血と暴力のレズビアン映画!
実は子ガキの頃にネタバレサイトみたいなのでおおまかな内容を見てしまっていたが、それでもそこに至るまでの過>>続きを読む