人間さんの映画レビュー・感想・評価

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気分を出してもう一度(1959年製作の映画)

3.5

夫にかけられた殺人疑惑を晴らすべく奔走する妻をBBが演じたサスペンスコメディ。
サスペンスとして見るとあまりにも雑な脚本すぎて笑えてくるのですが、とにかくBBの魅力が存分に発揮されていて良かったです。
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二十歳の死(1991年製作の映画)

3.5

自殺未遂により昏睡状態に陥った青年の親戚一同が集まって会話する群像劇。
自殺未遂の原因を勝手にあれこれと推測したり親族間の中で死に対しての価値観に差があるところなど、全体的に陰鬱すぎず乾いた質感で描か
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フレンチ・ドレッシング(1964年製作の映画)

3.5

ケン・ラッセル初期作。ヌーヴェルヴァーグみも感じる軽いコメディで好みの作品でした。桟橋を自転車で駆け抜けるオープニングからはじまり、街中に配置されたダッチワイフ風人形とか海岸での撮影風景とかずっと良い>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.0

洗練されていて美しいショットの連続。
ヌーヴェルヴァーグの起源的作品ということで、後の作品にめちゃくちゃ影響与えたんだろうなーという画や光と影の使い方が盛り沢山で引き込まれました。
漁村の人々の日常風
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この神聖なお転婆娘(1956年製作の映画)

3.5

U-NEXTにBB主演作がたくさん入荷してるの有難い。
以前に観た『殿方ご免遊ばせ』同様にBBの魅力を堪能する映画なのでストーリーは二の次だと思うのですが、前〜中盤のコント感やミュージカルテイストな部
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

4.0

1月14日に劇場鑑賞。
映画ならではのトンデモ展開に綺麗な伏線回収が見事で、一話完結もののドラマをわざわざ映画にする意味とは?という疑問を払拭する素晴らしいクオリティでした。もちろん作中に登場する料理
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女鹿(1968年製作の映画)

4.0

2024年の映画納めでした。
ボタン外しのシーン、エロすぎる〜

ポーラX(1999年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。ずっとジメジメしてて暗いのに謎の疾走感があり流石のカラックス作品という感想。内容は全然理解できませんでしたが、好きです。

恐怖省(1944年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。序盤のホラー映画のような嫌な雰囲気が好きでした。まさかのそっちに転ぶのかという展開も意外で面白かったです。

奇蹟の輝き(1998年製作の映画)

3.5

過去鑑賞。98年にここまでの映像を作ることができるのすごいな〜と感心しました。中盤から失速してダラける感じが否めなかったのが残念。

昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。
3つの短編からなるオムニバス作品。全部良かったけど、最後の話が私的には一番お気に入りでした。イタリア映画ならではのはつらつとして健康的なセクシーさが観ていて楽しかったです。

SAKANAQUARIUM 2024 “turn”(2024年製作の映画)

4.5

舞台挨拶の方は都合が合わず初日初回で鑑賞。
一応応援上演という形でしたが軽くゆらゆら揺れる程度のスタイルでいました。他の人の様子は見えなかったけど皆さんそんな感じだったと思う。案の定ユリイカとナイロン
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陽は昇る(1939年製作の映画)

-

若干うとうとしながら観ていたため、スコアは一旦無しで…
寂寥感漂うラストがとても良かったです。

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.5

ゴダールという人物と映画の歴史、政治について。
人によって言ってることが全く変わってくるのがまさにゴダールという人物の掴みどころのなさを表していて面白かったです。
ドキュメンタリー映画という点では評価
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泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

3.5

ドタバタファミリームービーというより、人を好きになるという普遍的な感情について、家族について、そして他者を理解するということについて追求した作品のように思いました。いくらコメディとはいえアウティング要>>続きを読む

ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

80分の尺の中にこの濃い内容と個性豊かなキャラクターたちを詰め込めるルノワール、やっぱりすごい。要素は多いはずなのに無駄にごちゃつかずシンプルにまとまっていて流石の手腕だと思いました。
パーティーの幸
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太陽のならず者(1966年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャン・ギャバン主演のフレンチノワール。
銀行強盗の計画が綿密に練られ、テンポ良く犯行が行われていく様が観ていて爽快。
女性が絡んで結局全員破滅してしまうラストなどはノワール映画のお約束という感じです
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パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナチス占領下のパリ、同姓同名のユダヤ人の存在に翻弄されていく男の不条理劇。
面白〜。冒頭の身体検査からずっと冷え冷えとした不穏な雰囲気が続いて怖い。途中謎にスローテンポになるので緊張感は若干途切れまし
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いぬ(1963年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

古典的なフレンチノワール。全編通して渋くてかっこいい。
誰が”いぬ”なのかわからない展開はスリリングで面白かったですが、終盤で全部説明しちゃうのは若干冷めてしまいました。

怪奇な恋の物語(1969年製作の映画)

4.0

悪夢に苦しむ画家が幽霊の娘に魅了されてさらに狂っていく話。
変な映画大好き!超かっこいいオープニングからの緊縛プレイがもうすでに意味不明すぎて面白い。前衛的なビジュアルにジャッロ味を感じるショット、一
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少年と犬(1975年製作の映画)

4.0

性欲旺盛な少年とテレパシーで喋ることができる犬のバディもの終末SF。
中盤、地下の村へ行ったあたりからラストにかけてのぶっ飛び具合がめちゃくちゃ面白かったです。
今年ちょうど2024年だし、そろそろ犬
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

心臓に持病を抱える夫と認知症を患う妻、死期が迫る老夫婦を分割した二画面で映し出た作品。
ギャスパー・ノエ監督作にはセックスや暴力などの強烈なイメージがあるのですが、本作はそれが排除されていて真正面から
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シュア・シング(1985年製作の映画)

3.5

チャラ男×真面目女子、正反対なふたりが衝突しながらも惹かれあっていく青春ラブコメディ。
ザ・80年代なアメリカの空気感にべったべたの王道ラブコメ展開が最高に可愛い。「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライ
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恋の時給は4ドル44セント(1990年製作の映画)

3.0

ジェニファー・コネリーが出演していること以外全く味のしないラブコメディ。
中身は本当にからっぽで面白くないのですが、Blu-ray購入して観る価値はありました。

フランスの思い出(1987年製作の映画)

4.0

都会育ちの少年が夏休みの間ひとりで田舎に預けられ、ちょっと大人になる話。
フランスの田舎×夏という確実に好きな要素に少年の成長物語が乗っかってもう完全に大好物の映画でした。ノスタルジーな田舎の雰囲気と
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