完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
　これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

　とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

　さて、今回鑑賞した作品は……
　『エル・ディアボロ／カリブに棲む悪魔』　LDで鑑賞。
　1989年　アメリカ、南アフリカ　ミステリー　　　先客2名様

　カリブ海に浮かぶリゾート・アイランド、サン・セバスチャン島。この島には15世紀に多くの財宝を積んだまま沈んだとされる船、エル・ディアボロ号の伝説があった。
　その伝説に魅了された人々が、まだ見ぬ財宝を求めて島にやってくるが、エル・ディアボロ号に近づくものは皆殺されてゆく……。果たしてこれは人間の仕業か、それとも呪いか。
　そして今、とある未亡人が、この伝説の財宝に挑むために島にやってきた。

　ホラーっぽい演出を交えた連続殺人ミステリー。いきなり大きな音出して驚かせるタイプ。
　とにかく人が殺されまくる。重要な情報を持っていそうな人物もあっさり死んでしまうので、これ、真相解明できるのか?　と心配になるが、黒幕がコントみたいな展開で自滅して丸く収まるという、なんともやりきれないオチが待っていた。

　しかし本作、編集が雑なせいか、常にストーリー展開が唐突。何かありそうな登場人物が、何の説明もなしに急に出てこなくなったりするし、いろいろと粗が目立つ。題材は悪くないだけにもったいない。
　ただ、登場人物みんな顔がテカテカで、舞台となっている島は相当暑いんだろうなという雰囲気だけは伝わってきた。

　

• #レビュー0件映画を鑑賞してみた

music by Julian Laxton
in the Caribbean Sea