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イカリエ-XB1のフクのレビュー・感想・評価

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)
4.5
原作者のスタニスワフ・レムが描く未来における宇宙空間のごとく、途方も無い距離のその先にある地球とは異なる異空間に辿り着いた人類の恐れや不安が物語の中心と為されている。
同じレム作品の映画化であり、同じ共産圏国家による製作という意味で、「惑星ソラリス」のタルコフスキーにも肌感は似ているとも言えるが、このチェコスロバキアの映画作家は、当時としてはより先駆的な作風でこの作を完成させており、そういった点でも興味深く観ることが出来た。
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