イカリエ-XB1の作品情報・感想・評価

「イカリエ-XB1」に投稿された感想・評価

s

sの感想・評価

3.8
配信終了2時間前に突然これをおすすめしてくれたprime video、ありがとう。

2001年宇宙の旅にも影響を与えたというモノクロのSF映画。
前半は意外なほどクルーの宇宙船での日常生活を見せられる。
SFの日常生活描写は大好物。未来=現実と地続きの世界なので身近に感じられるからか、ときめきがすごい。スタートレックだとDS9が好きなのもこれが理由。冒険もいいけど日常を見せてくれ〜!というニーズにばっちり応えてくれたおしゃれなレトロフューチャー映画でした。

2001年宇宙の旅もだいぶ前に観たきりで、今回は参照元を探す視点では観れなかったのが残念。
また配信してほしい。
もちこ

もちこの感想・評価

3.5
20世紀を発見しました。
人間は完璧ではない。それゆえ希望と信念しか残らない。
てるる

てるるの感想・評価

3.7
SF映画の大作、B級の次はクラシカルな作品。

「2001年宇宙の旅」にも影響を与えたと言われるチェコスロバキア産のSF映画。

キューブリックが公言してるワケではないけど、確かにそこかしこに影響は感じられる。
特に宇宙船内のデザインや撮り方などなど。

ストーリーは今となってはさして新しいものでもないけど、これが1963年に公開されたことを考えると、当時はかなり斬新だったのでは。

ダークスターが出てくるってことは、それこそジョン・カーペンターにも影響を与えたのかもしれない。

それにしてもカレル・ゼマンやヤン・シュヴァンクマイエルなど、チェコって凄い監督を輩出してるし、本当に映画大国だったのね。
キューブリック閣下の”2001年宇宙の旅”へ影響を与えた作品!って聞いたからには、これは観ないといかんでしょ?でしょ?だよね?え?ですよね?と1人芝居うったところで鑑賞開始です。

気付いたのは、1963年の作品なのに、なんだこのモノクロは!!と驚愕する、明瞭さ。
それもそのはずで、4Kレストア版とのこと!
この修復技術にまずは驚くこと必至でしょう。

物語をざっくり説明すると、宇宙空間と言えど、船員たちは思い思いに過ごしており、地球上と変わらない営みが行われていたけど、とあることがきっかけで、人々は不思議な眠り病に侵される。
その不思議な眠り病に侵されるとき、徐々に人々に亀裂が生じ始める。

不思議な眠り病から解かれたとき、人々を”助けた”存在は何なのか?、何故眠り病になったのか?、我々はどこへ向かうのか?、そんな中で子供も生まれたりする、、、
なかなかに興味を持ってかれる内容ではないでしょうか。

”2001年宇宙の旅へ”に影響与えたって、一瞬で分かるショットや閉塞感に、かわいいロボット。
このロボットがHAL900みたいな高性能ではないけど、めちゃかわいい。
特に動く後ろ姿や、作業しているところなんて悶絶もの。

あと船員たちが館内で踊る不思議ダンスも最高だったな。
ダンスに全く詳しくないから知らないけど、あの未来的ダンスは最高だった。
画作りは言うまでもなく最高。

本作はエンドクレジットがない。
これは本作製作国のチェコ映画が当時エンドクレジット流さなく、冒頭で全部持ってきてたからなんだって。
この時代のチェコには、私が気になる系の作品を残した監督さんたちが、わんさかいるみたいだから、チェコ映画を愉しむ会の開催を定期的にしないとなと思った次第でした。
マヒロ

マヒロの感想・評価

4.0
アルファ・ケンタウリ星系へ他の生命を探しに出発した宇宙船イカリエ号は、日常生活を送りながら順調に目的地まで向かっていたが、船員達がダンスパーティを楽しむ中、突如緊急アラートが鳴り響き……というお話。

チェコスロバキアにて作られた異色のSFで、船員達の生活までかっちり描く生真面目さと、モノクロの画面に映えるレトロフューチャーな船内のデザインが無機質な印象を与えるが、最終的には人間讃歌とも言える温かみのある話に落ち着いていき、そのギャップに驚いた。

前半はノンビリとした日常生活の描写が続き、退屈こそしないものの地味な絵が続くが、放棄された不気味な宇宙船の探索や、謎の眠気に襲われる船員達など起こる事件がいちいち面白く、かつハリウッド大作的なわかりやすい演出ではないのがリアルな硬派さを感じさせられて良かった。
嘘か誠か『2001年宇宙の旅』や『スタートレック』に影響を与えたと言われているらしいが、前述の宇宙船の探索とその後の船内でのひと騒動は『エイリアン』を彷彿とさせられるところもあった。

人に勧められるような分かりやすいSFではないが、商業的戦略とか度外視した、真面目に面白い作品作ろうとしてる浮ついていない感じが好感持てて、好きな作品になった。真面目さの中に垣間見える変なところ(あまりにも無骨すぎるロボットの造形とか)も良い。

(2022.98)
「レトロフューチャー」とはこういうことを言うんでしょうね
今となっては「あらゆるSF作品の元ネタ」という視点で観てしまうので新鮮味は薄いものの、古典作品にありがちなテンポの遅さ(無粋とわかりつつもどうしても気になってしまう)はあまり感じず、「未来」に対して不安を感じつつも、現代よりも大きな希望を持っていたことがわかるのも今となっては新鮮
地球はまだあるけど、何十年経ってもまだ世界に核兵器があることが恥ずかしいです。
kei

keiの感想・評価

3.5
その後のSF作品に多大な影響を与えた先駆的作品というのは納得!
前半怠かったけど、後半の展開とラストはあるあるでした。
59年前の作品とは…チェコの映画すごい📽
劇場でリマスター版公開してたがなんとなくスルーしてしまったSF映画のクラシック的作品、スタニスワフ・レムの小説をもとにしている(けどだいぶアレンジあり)とのこと。

1963年にこんなSFが作られていたということには感心するし、後のSF映画に影響与えたかもと言われればそうかもねと納得してしまうストーリー。
でもこの映画というより原作の力も大きく占めてると思う。

先進的な宇宙探索のはずが遭遇するのは謎の漂流宇宙船、放射能、先人たちの死体、絶望的な閉鎖空間、など、近年の映画で観たことある要素がたくさん。

CGがなかった時代におそらく工夫を凝らしまくってできあがった宇宙と宇宙船内の描写はモノクロでちょうどいい。今見ることによるチープ感がうまいこと緩和されて味わい深い世界観になっていた。

レム原作の映画というと近年観た「ソラリス」が印象に残ってるので、またとんでもない絶望的鬱映画なんじゃないかと構えていたが、希望のある終わりかたは一周回って意外だった。

88分という尺もいい。無駄がなくタイト。
アマプラ見放題終了間近。

地球から出て他の惑星を探す話。もっと速く進めるようになったら実現するのだろうか。新たな星を探すのは楽しそう。

時間のズレが凄い。ずっと宇宙を往復していたら寿命を延長出来る気がしたけど、放射線量が高いから体的に難しいかも。

ロボットの真面目だけど鈍かったりスペック低いところが哀愁感あって可愛い。

難破船を見つけるところは不気味で面白い。核兵器や毒ガスなどこの時代ならではの風刺も出てくる。

外に出る危険性は気づかなかった。地球の大気圏に守られてる凄さと放射線の怖さを感じた。

宇宙飛行士の適性が問われる。身体がいきなり腐っていったりしたらパニックになるのも仕方ないのかも。

どんな生命体が生息しているのか気になって妄想力が刺激されるラスト。
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