このレビューはネタバレを含みます
大好きな「スモーク」の監督の作品だからと、鑑賞。「スモーク」と同じく、目の不自由な老女が出てきたが、偶然だろうか? 監督が好んで使うモチーフなのかとも考えたけど、原作があるなら違うかも。
リトマス・キャンディ、ピーナッツバターサンドイッチ、卵サンドイッチ、ピクルスなど、ちょこちょこ登場する食べ物が美味しそう。自家製フルーツ・パンチはウィン・ディキシーがひっくり返して、もったいないなかった。
というかウィン・ディキシー、ずっと画面に映ってる割には、あまり活躍してないね(^_^;)
せっかくのパーティーが始まって早々雨で台無しになるのは、残念で見てられなかった。盲目の老女グロリアの苦労は一体…私だったら疲労と虚無感で倒れこんでしまうわ。
でも結局めでたしめでたしで終わる。
「旅立つ者は引き留められないんだよ。優しくできるのは そばにいる間だけだ」ってすごくいいフレーズだったのに、肝心のウィン・ディキシー旅立ってなかった(苦笑)。言葉の重みが軽くなってしまって余韻ゼロ。
まぁでも出ていった母親のことは吹っ切れたようで、結果オーライ…なのかな?
ハッピーエンドは嫌いじゃないけど、全体的に手垢のついた表現が多くて、退屈な作品だった。期待が大きすぎたのかもしれない。