MayumiM

将軍たちの夜のMayumiMのレビュー・感想・評価

将軍たちの夜(1967年製作の映画)
4.0
ナチス・ドイツ占領下の街で起こった一連の娼婦惨殺事件を戦中・戦後と渡って追求していくサスペンス。
正直キャスティングの時点で既にネタバレな印象は拭えないものの、容疑者である将軍達に耽々とプレッシャーをかけていくグラウ少佐の存在感が素晴らしい。オチはちょっとどうかと感じるトコロがなきにしもあらずだけど、国境を越えた正義と誠意の意義のかっこよさは十分過ぎるほど堪能できるかと。
ともあれ、ワルシャワの市街地を破壊する機甲師団の迫力やソレを顔色一つ変えずに指揮するタンツ中将のコレぞナチスな図は誤解を恐れずに云えばすこぶるカッコイイし、ヒロインであるウルリケを演じたジョアンナ・ペティットの愛らしさも特筆モノ。
MayumiM

MayumiM