腰

バックドラフトの腰のネタバレレビュー・内容・結末

バックドラフト(1991年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

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殉職した父と同じく、消防士という職を選んだ兄弟。立派な兄とダメな弟。不器用な二人はなかなか通じ合えない。
同じ頃、街では連続放火事件が起こっていた。
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『マイ・インターン』を見たついでにもう一本デニーロ出演作品を。子供の時以来ひさしぶりに視聴。
おぼろげな記憶から、火!ドーン!すげえ!みたいな短絡的な映画だと思っていたことを猛省した。サスペンスとしても人間ドラマとしても秀逸。もちろん火の描写も素晴らしく、公開から30年近くたった今見ても色褪せないリアリティで迫ってくる。

すりガラス越しにアドコックスがブライアンを見るシーンであったり、細かな演出も優れているな、という感想。消防車の上でセックスするブライアンのシーンも、よくある集客目的の無意味なセックスシーンじゃなくて、兄との決定的な差が対比的に描かれている。

大迫力な炎に圧倒されながら、不器用な兄にもどかしく思い、弟の成長を頼もしく思い、最後は兄弟愛に涙する。そんな映画だった。映画館で見たかったな。

実はUSJで一番好きなアトラクションがこのバックドラフトなのだけれど、終盤のシーンがセットで本当によく再現されている。ひさしぶりに行きたくなった。
腰