自身の映画人生の中で、
間違いなくTOP10入る大傑作。
オトナ帝国と並んで、
え、こんな泣くことある?
てくらい泣く。
涙腺が決壊する。
『泣けるクレしん』として評価されるだけではない。
他の映画、アニメと比べても
非常に緻密な時代考証がされており、
優秀な時代劇としても今作は楽しめる。
非の打ち所がない。
これは後々の秘話だがオトナ、戦国という突出し過ぎた2作により、
今後どうするよ?と製作陣は混迷していたという。
確かにこの2作が出るまでは感動こそすれど、
ここまで涙腺を壊すようなことはなかった。
これ以降からしばらく感動路線に移行したものの、
しかしこの2作をどうしても抜けないというジレンマが各々の作品から出ていた所にも、
この映画がいかに凄いかが分かる。
しかしそれほどまでになっているのも充分納得。
是非クレしんが嫌い。苦手。
という偏見を持っている方にも観ていただきたい。