子供向けアニメと思いきや時代考証というか設定がとてもしっかりしていて驚きました。
今のしんちゃんをほとんど知らないのでなんとも言えないのですが、大げさではなくさり気ない笑いと整理された展開と穏やかな画でとてもじっくり観れました。短い時間ながらも登場人物一人一人に感情移入がきちんとできて、あの時代の身分違いの恋を誰にでもわかりやすく描けているのがすごかった。余計な登場人物がいないのもいいんですよね。タイムスリップした先でできた友達だって結局はいつものお仲間。混乱しない。
青空侍の優しさゆえのラスト。まあ、あるあるっちゃあるあるなんですがそこを純粋無垢な子供であるしんちゃんに最期を見守らせて刀を託したっていうのがなんとも切なく。伏線的なものも違和感なく回収されていって、普通に泣きました。
昔のしんちゃんの方がシンプルで胸にくるグッとくるものがある気がします。
