ストリート・オーケストラのぽこのネタバレレビュー・内容・結末

オーディションで震えて弾けなかったバイオリニスト、自分だったら「こんな自分が教えていいのか」ときっと思うだろうし、彼自身も初めはそうだったんじゃないのかな...
余りにもオーケストラに向き合える姿勢・環境じゃない生徒たちに向き合って、基本を教えたい欲が湧きあがってくる。でも、自分は音楽仲間の中でいえば落ちこぼれ、葛藤を感じてその時点で、自分と重ねて涙が出て出て困った。
　
ラストのチケット売り場のあれは...
おとぎ話じゃないから、綺麗なままで終わらない事だってある。と、今、世界で、日本でも起きえる人間の再生力にふと思いを馳せる...
　
生きるってそういう事なんだなって。
映画は時々、現実を忘れさせてくれるけど、大抵の場合は現実を思いださせてくれる。