キミシマユウキ

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

2.1
※自分とは関係ないです(笑)

道でクタクタのスーツを着て足を引きずりながら今にも倒れそうに歩く男。そしてインターネット巨大掲示板に自分の境遇を書きつづる…

小池徹平主演の”ブラック”コメディ
インターネット掲示板2ちゃんねるで2007年の11月から12月まで実際書き込まれていた内容を書籍化、さらにそれを映画化した作品。
本日から新社会人ということでなんとなく覚悟して鑑賞(笑)

IT業界の下請けなんてこんなもんでしょうね…
入社当日からサービス残業で研修もなし!OJTで覚えろと罵声を浴びせられる主人公。
こんな会社じゃなくてよかった…と心から思った。
ただ映画としては別にこのブラック企業を主人公が変えていくでもなく、シリアスにその実情を映し出すわけでもなく、

「なんだかんだ精神論で乗り切れるっしょ♪」

みたいな日本人らしい根性論を提示されて吐き気がした。いや、そんな会社辞めろよ…。
まぁこの会社も相当ヤバイ部類だが自分の友人の社会人(元調理師)はサービス残業400時間越えの睡眠時間一週間ほぼ0とかいう化け物級がいたのでそこまでインパクトはなかった。

キャストは意外と豪華。
小池徹平はイケメンすぎてこき使われてるのが似合わない。
芸人品川は「コラァ!!」と「馬鹿野郎!!!」しか言わないしそんなに演技うまくなかったかな今回は。
あと普段はそうでもないと思ってたけど男だらけの職場に突然現れるとマイコさんもいつも以上に綺麗に見えた。
社長の森本レオは一番悪質だと思う実は。


とにかく今日で社会人1日目をともに迎えるみなさん。
世の中にはもっと辛い人たちもたくさんいます。
彼らのことを考えてすぐに「ツライ」とか言わないように頑張りましょう(笑)

これから社会人になる人、新社会人の人、プラグラマーの人にはオススメの作品。