このレビューはネタバレを含みます
お正月に観る作品じゃ無かったかも…
主人公のオーガスティン以外、ほぼ病んでる人しか出てこない暗い話。一応コメディ風ではあるが。
そして何とオーガスティンの自伝小説の映画化なのだと知った。辛いな。
家族に対して複雑な思いを持ってる人は少なからず共感部分はあるかとは思う。
しかし、母が相当苦手なタイプ。
幼少期の溺愛振りでヤバさがプンプン。
自分本位の弱い人なんだな、きっと。
アネット・ベニングはこういう母の役上手いね。
母の元に居ても被害を被ったんだろうけど、親権を自分から放棄するって中々だな。そして、13歳のオーガスティンは母の主治医のDr.フィンチ宅で暮らす事になる。この家族がまた相当ヘンテコ。
家に戻りたいと母に交渉して拒否された彼の気持ちを考えると胸が痛む。
Dr.フィンチ宅での暮らしを経てオーガスティンが旅立つ日、アグネスとのシーンは疑似家族の様に感じられた。
小説に書く事で昇華する事が出来たのか?ベストセラー作家となったようだから、ハッピーエンドって事⁇
理不尽な事に立ち向かうだけでは無く、生き抜く力をつけていったオーガスティンのタフさに拍手!
考えてみれば人生理不尽な事が多い。