絵が美しくてお金がかかってる感じ。
当時のアメリカの上流社会の息苦しさが感じられる。
弁護士のニューランド(ダニエル・デイ=ルイス)は美しい婚約者がいる身だが、かつての想い人への気持ちと、社会的立場の間で揺れ動く。
奔放に振る舞うエレン(ミシェル・ファイファー)は不幸な結婚生活から逃れて、アメリカに帰って来たが、周りの目を気にしていない様で、繊細な心の持ち主。婚約したばかりのニューランドの幸せを願いつつ、彼への想いも断ち切れない。
ニューランドの婚約者メイ(ウィノナ・ライダー)はニューランドの気持ちがエレンへと向かっている事に気づきつつ、純粋無垢にニューランドをひたすらに慕う女性。
女性目線だと、メイが策士だなぁって感じ。わざわざエレンの動向を知らせて刺激してみたり、二人を引き裂く役回り。そもそも純粋無垢な女性の存在自体男性の虚構の世界じゃないのか?笑
ニューランドとエレンの激しい恋愛模様かと思ったが、すれ違いの連続で、拍子抜け。
晩年のダニエル・デイ=ルイス(ニューランド)の老けメイクが今の本人とそっくりで、感心した。