赤目四十八瀧心中未遂の天狗のレビュー・感想・評価

原作が良かったので。

映画版は「綾の悲恋の物語」として描かれている。寺島しのぶの演技は安定しているのであるが、生島与一役はなんとかならなかったのだろうか？？演技が学芸会並み。

他の人も書いているが、人間棄てて尼・出屋敷に辿り着いた割には、身なりが普通すぎないか。眉も綺麗に整えた世捨て人などいないだろうに。

主題が「綾の悲恋の物語」であるからそのあたりは現代的に仕上げた、という監督の意図があるのであれば、あれだけ出屋敷に拘る必要もなかったろうに、と思う。

少し残念な映画、であった。