おいしいりんご

マザーウォーターのおいしいりんごのレビュー・感想・評価

マザーウォーター(2010年製作の映画)
3.7
時々無性に観たくなる映画。
今まで観た感想が無味無臭過ぎたため、
改めて咀嚼鑑賞。
ふんわりとかゆるふわと言うよりは
全体的にぼんやりした印象。
なぜだろう…?
観終えた後に口コミ検索したところ
「死後の世界」考察があり納得。
・舞台が京都なのに誰も京都弁を話さない(新しく移り住んできたばかりの人物以外でおそらく長く住んでいるであろう人物も)
・未来への楽しみとか過去や今の苦しみがない(モヤモヤとした胸の内を話すシーンはあるけど深刻さは無く、相手の返答もつかみどころがない)
・そもそもの生活感とか現実味が無い
・出演者以外のエキストラの方はほぼ後姿か遠く距離がある(最初に少しやり取りがあるのとガラス窓越しに会釈する程度)
死後の世界を想定してもう一度鑑賞すると、今まで不思議に感じた会話の内容もわりとしっくりくる。
もう10年以上前の作品だけど、また今後も定期的に観るであろう名作。