マザーウォーターの作品情報・感想・評価・動画配信

「マザーウォーター」に投稿された感想・評価

同じ街に住む人たちの、何にもない、何も起こらない日々_。
その中で交わされる会話、何の変哲もない言葉が妙に癒されてしまいます。

「今日も機嫌良くやんなさい」
「たまには今日も明日もなく、放り投げちゃうっていうのもいいかもね」
「同じものもできないというのも、それもいいなって思います」
「自分にとってちょうどいいところって、わかるようでわからなくなったりするんですよね」
「先のことはわからない。それでいいんじゃない」
「楽しい時間が始まるね」
などなど…。

これは分析なんかせずに観るのがよいのでしょうね。

※こんな街に住みたい、あの輪に入りたいと思いつつ、きっとわたしにはムリなんだろうなって。
「桜より梅の方が好きなんです」とか、
「赤ちゃん、ニガテなんです」とか言ってしまうから。
もたいまさこ登場時の思わせぶりな音楽だけ合わない。この手の展開に新鮮味がなくなった。この俳優陣が集まる映画でこれが最初に観たものだったらもう少し点数が良かったかも。
「思ってしまったことは思ってしまったんだから仕方ないよ」って、小林聡美さんが言ってたのを覚えてる。
yucco

yuccoの感想・評価

4.5
流れるように生きていきたいものだね。
ウイスキーしか出さないバーとか行きたいっす。お豆腐外で食べたいっす。

まもなく公開される予定の荻上直子監督の新作『川向っぺりムコリッタ』
事前に監督自らの小説版を購入し読了。

題名にある〝 川っぺり 〟の文字に、ちょっとだけ「ん?」…と思う。

荻上監督の過去の作品には『めがね』があり、この作品の主要な出演者は、、、

小林聡美/加瀬亮/市川実日子/光石研/もたいまさこ

…とゆう顔ぶれとなっている。

この作品の製作会社は《スールーキートス》とゆう会社。
その会社が『めがね』の後に、同じ出演者達に小泉今日子を加えて製作されたのが『マザー・ウォーター』とゆう作品だった。

『マザー・ウォーター』は公開当時に1回だけしか観ていなかったのだが、今でも何となく心に引っかかっている作品。
【水】が何らかのキーワードとして働いていたのではないか…と感じています。
絶えず流れる〝 川っぺり 〟で起こる小さな出来事。


↓ 以下は、作品鑑賞直後(一部はその後に加筆改訂)に、別のレビューサイトに書き。そのサイトの閉鎖後、こちらのサイトに、以前のアカウントに移行させたレビューになります。
(※ 1 は鑑賞から2〜3日後に。※ 2 から後は、こちらのサイトへ移行させた際に加筆しました。)


☆☆☆★★

桜は人を惹き付け、ポプラは種子を綿毛にして周辺を白く染め上げる。

主な登場人物は男性3人。女性4人の7人で構成されている。いやまてよ?ポプラは一体どちらなんだろう?

この作品に登場する全員がひとりぼっちである。
唯一光石研と永山絢斗が、バイトとその雇い主との関係性で繋がっている程度か。他では、小林聡美と加瀬亮は、ウイスキーバーの店主と常連の間柄。

もたいまさこは常にひとりぼっちで食事を取るが、積極的に町中へ繰り出して行く。その為にこの作品では狂言回しに近い。何処へでも入り込んでは、言わば登場人物達の橋渡しの様な役割を担う。

京都を舞台にしながらも、作品自体に京都色は全く見受けられない。いやそれよりも、登場人物達全員が京都弁を話さないどころか、小林聡美のバーを始め、小泉今日子の経営する喫茶店。市川実日子の豆腐屋さんでさえ、地元の人がさっぱりと登場しない。確かに座りの悪い椅子の様で、違和感は拭えない。
だがちょっとまてよ?作品の中でこの舞台となっている土地を、《京都》だと特定している表示もセリフも無かったんじゃなかろうか?宣伝で《京都》を強調し過ぎた弊害で、「京都らしさが無い…」と、こちらで思い込み過ぎているのかも知れない。最も、映画自体に生活色が皆無なのは否定出来ない。主要な登場人物は、数人のエキストラを除き、地元の人々等はさっぱりと出て来ないのだから…。寧ろ必要以外の、削ぎ落とせる情報は総て削ぎ落としたって事だろうか?

京都色が全く無い要素として、小林・小泉・市川の女性陣3人に共通するのは、彼女達が何らかに惹き付けられてこの土地にやって来た“いちげんさん”である事実が他ならない。
みんなこの土地にはまだ溶け込んでいない様に見受けられる。
普通に考えれば光石研等は、老舗の銭湯を経営している地元の人間の様に見えて、実際は違うのかも知れない。その辺りは意識的に隠している様に見える。だから観た人それぞれがどう解釈するかによって、印象が変わって来る。おそらくある程度は意図的に演出されていると思う。

何故みんなはこの土地に集まったのか?小泉今日子は“大事なモノ”がここに有ると示唆する。
それが何か?は、女性陣3人が扱う物から、“それ”は容易に想像出来る。
たまたまそれがこの土地で有り、この面子で有った…と言うだけの事。
違う土地で、違う人物達。違う職業別でも成立は可能かとも思う。
ひょっとしたらみんな過去に何らかの曰く因縁が有り「過去を消す」目的が有った…と考えるのは穿ち過ぎか?
加瀬亮が仕事仲間が帰って来ないと小林聡美に語る際に、「実はワクワクもしているんです…」と。それに対して小林聡美は「人間ってそんなもんだよ!」と達観して答える。
小泉今日子の笑顔の裏には、何らかの人には言えない“匂い”の様なモノすら伺えられた。

ところが、それぞれがこの土地に全く馴染めずにいたのだが、ポプラの綿毛がもたいまさことゆう風に導かれて、みんなの元に綿毛を届ける。
一見赤ん坊を右から左に受け渡す事で、観ていて違和感がつのり「おいおい!」と苛々してしまうのだが、ちょっと自分の身の回りの出来事を思い出して考えてみた。

冠婚葬祭等の際に普段はなかなか会う機会の無い親戚に会うのだが、なかなか共通の話題が見当たらず難儀する事が有る。
そんな、この作品の様に居心地の悪さを感じる時…。そんな時に救世主になりうるのは、赤ん坊等の幼い子供の存在だ!
まさに居心地の悪さの中にも見付かる座りの良さと言えば良いか。

ひとりぼっちの彼女達だが。一歩踏み出し外に出る事で、知らない土地でも知り合いが出来、ポプラの存在で共通の話題から自然と仲間が増えて行く。

彼女達はやっと1つの《コミュニティー》を形成し、最早ひとりぼっちでは無くなった。しかしいつまでも一緒に行動するだけでは全く進歩は望めない。
生きて行く上で一番大事な物は《水》で有る。水は流れを止めてしまうとやがては腐って行ってしまう。その為にも流れを止めてはいけない。

だからもたいまさこは今日も色々なところへと行き、自らの流れを止めない。

「人生は自分探しの旅!」、とは誰かが言った言葉。

余談だが、ポプラの秘密がほんの少し明らかにされるラストは蛇足だと思うのだが

※ 1 ↑ここまでのレビュー自体は観賞後直ぐに書き込んだ物。
その後ネットの様々なレビューを読み、「どうやら単なる癒し系の作品では無いのでは?」との思いが強くなってきた。

参考になった意見として、これは死後の世界を描いているのでは?との書き込みを幾つか見かける。
成る程、この作品での京都の風景には全くと言って良い位に生活感が全然感じられない。
確かにもたいまさこが椅子に座り休んでいる川っぺりは、まるで三途の川と言えなくもない。
そうなるともたいまさこは、地上と霊界の境界にいる門番みたいな存在なのか?

※ 2 作品鑑賞からかなり時間が経っているので、何ともハッキリとした意見が言えないのはもどかしい。

どうやら単なる癒やし系の作品ではなさそうだ!
機会があれば再見してみたい。

2010年11月9日新宿ピカデリー/スクリーン5
心地いい
一人暮らし始めてはこういう所がいい
お節介がちょうどいい
daruma

darumaの感想・評価

3.9
はい、完全に癒し系にシフト。

ドラマ「デザイナー渋井直人の休日」が大好きで、そこで松本佳奈監督にハマったので観ました。(これは天音くんだからじゃなくて、ストーリーがめっちゃ好きだったので。残念な光石研さん^^ちなみに当時はまだ天音くんをまったく意識してなかった)

先に「ペンションメッツァ(2021年のドラマ)」を観ていたので、そこへ向けてのステップアップというか、そちらが進化系だなと思った。
(本作は2010年公開)
キャストが小林聡美さん、もたいまさこさん、市川実日子さん、小泉今日子さん。
(なんか「やっぱり猫が好き」感がある。被ってるせいが大きいけど…「ペンションメッツァ」もそうだが)
男性キャラもよくて!加瀬亮さん、光石研さん、あと永山絢斗くん!
皆さんとってもいい感じです。

出てくる人が皆、赤ちゃんが誰だか気になりすぎてるのに、誰も訊かない所が優しい世界…^^
(強いていうと小泉今日子さんだけ、結構直球を投げる。けれどそれがまた本人のイメージに合ってる!)

個人的にはもたいまさこさんがハンバートハンバートの「おなじ話」を歌う所がめちゃくちゃツボすぎた!!(歓喜)
「あれ?この歌なんだっけ…聴いた事ある。(しばし考える…)そうか!!」
ってなった^^
もともと、この歌がとっても好きなのと(何で聴いたんだったか…最近だと、菅田くんが出てたアタックのCMでかかってました。最近って言っても1年位前かも)、もたいさんが歌ってるのが素敵すぎた。
とにかくいい歌なんです。ぜひ聴いてみてください^^

という感じで、もうセンスが自分好みすぎます。
好き。大好き。

ストーリー性はあまり重視せずで。
雰囲気を楽しんでください^^
そういう映画だと思います。かけておいて、癒される系。

(でも時々、結構難しい哲学的な事を言います。深い…)

眠くなる可能性はあります(笑)

ちなみに監督の「東京男子図鑑」も大好きです!

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(追記)この作品の前に「パターソン」を観てるんですが、何となく似てるな…と思った。日常系なので似てて当然なんですが、でも、何か違うんだよね。

侘び寂び、みたいな?

私は邦画のそういう所が好きらしい。

という事を、今「拾われた男」を観てて思い出した。
(本作観てた時に思ったんだけど、複数作品をまとめ観して感想書いてたから書き忘れてた)
拾われた男も、そういう所がちょっと似てる。話は全然違うんだけど…
美意識、かな?
りー

りーの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

いつもの俳優さんたち。笑
この方たちの、日常的なようで手の届かないような不思議さ、、
このチームの作品の中でもかなり好きかも
ゆっくり、ゆったり〜
ただしウイスキーは苦手です😇
うさぎ

うさぎの感想・評価

4.3
丁寧な映像。映画を観た人はきっと同じようにお豆腐を食べたくなると思う。
そしてウィスキーを飲んでみたくなって、こんな風に暮らすのもいいな〜と思う。
Nana

Nanaの感想・評価

4.8
心地いい作品。

疲れた時に観ると癒される。

かもめ食堂チーム作品の中で一番好きかも。
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