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ジェシカ・アルバの “しあわせの方程式”のKのレビュー・感想・評価

2.5
昔々、王様がいて、人々は王様の下に幸せに暮らしていました。
   しかし、人々が幸せに暮らしすぎて、人が死なず、王国は人であふれました。
   困った王様は、仕方なく家族の中から人をひとり殺すことを決めました。

   ところがあるパン屋の一家が殺される番になった時、
   「パン屋を殺されるとうまいパンが食べれなくなる!」
   と、町の人々が困り果ててしまいました。 

   そこでパン屋の家族は、
   「わたしたちは、家族で体の一部を切り落とします、それでひとり分になるでしょ?」
   と言い、おじいさんは左手、お母さんは右耳、お父さんは鼻、
   お兄さんは、右目を切り落としました。
   しかし、娘が──。
   「わたしはそんなの嫌、わたし足は二本とも好き」
   と言いましたが、父親にたしなめられ仕方なく娘も左足を切り落としました。

   しかし、このことでパン屋の家族は町の人々に気味悪がられ、商売が傾いてしまいました。
   
   そこでパン屋の家族は、パンを隣の町に宅配で販売しました。
   隣の町の人々は、パン屋の家族の姿を見ることはありません。商売は大繁盛。
   そして、パン屋の家族は大きな財産を築きました。

   ──めでたしめでたし。
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