みおこし

勝利の朝のみおこしのレビュー・感想・評価

勝利の朝(1933年製作の映画)
3.2
またマニアックなクラシック映画を観ました(笑)。キャサリン・ヘプバーンは生涯4回もアカデミー賞を獲得しているのですが、記念すべき最初のオスカーを彼女にもたらしたのが本作!

田舎から女優を志してやってきたエヴァは、ブロードウェイでプロデューサーとして活躍するイーストンと作家のシェリダンと出会い、女優としてのキャリアを歩み始めるサクセスストーリー。
名優アドルフ・マンジューがイーストン役、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアがシェリダン役。まさに1930年代前半に大活躍していた役者さん3人が揃っているだけでも、歴史的な作品だなーと。キャサリンは新進女優の役なのですが、若い頃から凄まじい大御所感(笑)。プロデューサーと作家との間で、夢に向かって葛藤しながら恋に揺れるのですが、かなり勝気な性格のキャラクターなのであまり感情移入できず...!
スターダムにのし上がる姿はカッコいい反面、ほとんど自力というよりはイーストンとシェリダンの力あってこそな気がしてしまいました。

同時代だと『スタア誕生』の方がより現実味を帯びたサクセスストーリーのような気がしました。
とはいえ、キャサリンがとっても美しかったので満足!
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