Qwerty

planetarian 星の人のQwertyのレビュー・感想・評価

planetarian 星の人(2016年製作の映画)
2.5
原作は未プレイ、配信版も未視聴でもストーリーがわかるのは良かった。
しかし、荒んだ主人公→可哀想なヒロイン(性格が滅茶苦茶いい+可愛い)→主人公丸くなる→ヒロイン死亡の展開は先行作品が数え切れないほど出ているだけにわかりやすすぎるし、この映画には他の要素(他作品と差別化できるテーマ)を見いだしようがない。
ヒロインがやたら喧しく、空気を読まない(壊れてるので読めない)のも、戦闘用ロボットがしょぼい武器であっさり破壊されるのも、ヒロインが壊れる時のシーンがやたら長いのもまあ仕方ないだろう。
しかし、村の住人の行動が理解できない。星の人がそんなに邪魔だったのか?いや、邪魔だとしても、吹雪が吹き付けるような荒野に肺を患ってるような老人を追い出そうとするか?野たれ死ぬのが目に見えているのに、外の人間は死んでもいいとでも?
星の価値を理解しようとしない大人と、素晴らしさを知った子供の対立を描きたかったのだろうが、それ以前に大人たちに倫理観が無さすぎた。
涼元悠一のkey入社時の作品ということで、涼元悠一ファンなら一見の価値はあるだろうが、粗が多くオリジナリティに乏しい作品だった。
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