I am Cary Grant
ケーリー・グラントのファンへ💕
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📍あらすじ
イスラム教徒のアリムはロンドンでボーイフレンドのジャイルズと生活している。故郷のトロントから母親のヌルがロンドンに来ることになったがゲイであることは隠しているのでさあ大変!一人の青年にとって家族や幸せとはなんなのかを問うハートウォーミングなラブストーリー。
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『私はケーリー・グラントだ。20年前に死んだと思ってるだろ?』
はい???
あんさんはカイル・マクラクランですやん!
「ボギー!俺も男だ」(1972)には主人公にだけ見えるハンフリー・ボガートの幻がいたんですが、なんかそういう設定っぽい🤣悩める主人公の良きアドバイザーというか、イマジナリーフレンドみたいな?
マク様による『ゲイ』の連呼🤣
「シャレード」(1963)での女性の射止め方語ってる🤣
テレビ画面に「断崖」(1941)のジョーン・フォンテイン、「フィラデルフィア物語」のキャサリン・ヘプバーン、「めぐり逢い」(1957)のデボラ・カーが登場🥹
↑
自分で自分の出演作を見ている🤣
「ガンガ・ディン」(1939)のVHSを手に持ってすすめてくるのもウケる🤣
『あの象の息の臭さときたらアイリーン・ダンより酷かった』
🤣🤣🤣
「気まぐれ天使」(1947)のセリフの引用🥹
(デンゼル・ワシントンにより「天使の贈り物」(1996)としてリメイクされている)
どこからどう見てもビジュアルはマク様なんですが、やっぱり役者ですね〜。自身の個性を押し殺して仕草はかなりグラントさんに寄せてる🥹もちろん髪型やスーツなんかもかなり似せてるんですが。ケツアゴのライン、メイクで描いてる?🤣
中盤の衣装が「泥棒成金」(1954)のボーダーに赤スカーフ🤣
似た顔立ちの役者さんを用意できたかもしれないけれど、オーラと演技力が必要なのでわたしはこの配役に満足🫶🏻
特典映像ではカイル本人が『誰も彼にはなれない。2世代離れたコピーだ。』って言ってる。アリムが必要としている人物像であって本物じゃないもんね。「ラースと、その彼女」(2007)のリアルドールと同じ役割だ。
グラントさん登場シーンでは画面がワイドになるこだわりっぷり。
ていうかこんな幻が見えて会話できるなんて羨ましすぎる😍つまり、人生で大切なことは全てケーリー・グラントが教えてくれるってこと?🥹(ちがう)
親族の集まりでおばさまたちがマウントとってるんだけど無意味なことやってるね。子供の結婚式を豪華に挙げたる自慢。孫が出来たもん勝ちとか。人生の勝ち負けって何?
民族、宗教感があるから単純に否定するのも失礼だけど。家族だから、家族でしょ!は時に上限のない重荷になる。
改宗と国際結婚の難しさを描いた「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」(2002)は互いに歩み寄ろうとする優しさに溢れていた。これに加えて同性愛者への理解を求めるのは難しいだろう。
息子とコミュニケーションがうまく取れず落ち込んだヌルだけれどロンドンで息抜きしていて
『「ミンクの手ざわり」のドリス・デイを気取って…』(OPのシーンもこの映画のオマージュ)
と想い出を語ったところでようやく彼女の本音が出た気がした🥹息子の生き方じゃなくあなた自身がどうしたいかよね!ドリス・デイに憧れたあなたはどこに行ってしまったの?
23年前にデイになれなかったヌルに『今はオードリーだ』と言っちゃうジャイルズ素敵すぎる。
承認欲求が強く他人軸で幸福度を測るアリムのおばさん、家長なのに驚いてばかりで何もできないおじさんが何気に名脇役。
ジャイルズの妹さんは寛容だなぁ。
心地のよい笑いとあたたかさに加え、ケーリー・グラント愛に包まれて最高でした✨
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特典映像より(全部観てないけど)
バスローブ
「無分別」
メガネ
「赤ちゃん教育」
『ラストシーンの照明とアゴは完璧だ💯』
2025年No.77
2025年おうち鑑賞No.76
2月No.26