このレビューはネタバレを含みます
レゲエとマリファナと信仰
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📍あらすじ
歌手を夢見て田舎から都会へ出てきたアイヴァン。勝気な性格が災いして仕事はうまくいかない。運良く才能を認められてレコーディングできた「ハーダー・ゼイ・カム」はたった20ドルでレコード会社に買い取られてしまう。生活に困り犯罪に関わったことで名が売れ…。
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レゲエのことまったく知らないけれど
📚死ぬまでに観たい映画1001本
🏆1978年度キネマ旬報ベストテン25位
ってことで観た👀
ヒップホップ聴かないけど「8Mile」好きだしね😊
さわやかな夢追いムービーに見せかけて劇中映画で
「続・荒野の用心棒」1966🇮🇹
※「荒野の用心棒」の続編ではなく単品映画という邦題詐欺なのでご注意をw
が登場したのはバイオレンスを匂わせていたみたい。
貧しいのにカラッとした雰囲気。
何も持たないから失うものもない。
ひたすらに上を目指すだけ。
そのためならば暴力も厭わない。
神のご意志にも背く。
レゲエがどーのこーのというよりは劇中描かれた市民の生活に興味が湧いた。日本にはない色使いのド派手なファッションや、小柄で細身の筋肉質な身体のラインにも目が行く。
マカロニ・ウエスタンやニューシネマも下敷きにありそうな演出でしたが舞台はジャマイカ。信仰とか治安とかすごく気になるし、マリファナが街全体の生活を支えているなんて。「シティ・オブ・ゴッド」のような負のエネルギーにまみれていた。犯罪も才能もそこらじゅうにゴミのように転がって埋もれている。
2025年No.150
2025年おうち鑑賞No.149
4月No.16