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ジプシーのときのzazaのレビュー・感想・評価

ジプシーのとき(1989年製作の映画)
4.6
ベルハンが魅力的で、内気な少年から狂気をはらんでいくのが辛いけど目が離せない。魔法のような世界観で、ジプシーにしかわからないのだろうな、と思わせる。
音楽と監督の感性がぴったり合うとき、素晴らしい映画になるけれど、クストリッツァ映画も、まさにそう!
時々、少し、ジプシーの世界のはるか向こうに何気なく普通のヨーロッパの背景が映るけれど、その違いに胸が締め付けられ、ジプシーの世界が世界のどこかにあるという現実味を持たせている。
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