ジプシーのときの作品情報・感想・評価

「ジプシーのとき」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

妹、100点だ...

悲劇なのに悲劇の感じがしない。
特にラスト、幼い息子(冥府の河の渡賃を父の瞼から盗ってしまう)のたくましさと、それに気づきつつも糾弾しない周囲に、ほっとした。本当はほっとすべきではないのかもしれないけれども...

また、要所要所でひっそりと寄り添ってくれる音楽が素晴らしい。
盗みに入った家で思わずピアノを弾いてしまうシーンが一番好きかもしれない。
いや、でも首吊りに失敗するシーンも好きだし、家の屋根が壁ごと持ち上げられるシーンも好きだし、妹との再会シーンも好きなんだよなあ...選べないなあ。

それから、寓意的な表現も面白かった。
錆びたベンジン。
赤い糸でぐるぐる巻きにされたドゥオーモ。

それにしても、クストリッツァ監督は動物の使い方がめちゃくちゃ上手い。
七面鳥をあんなに可愛く撮れるなんて...

「首吊り自殺は政治家にさせたい。」
監督の他作にいるような明るい男はおらず、悲しい話が繰り返される。ラストの主人公の叔父は何を示すのか。
2018/1
ところどころに芸術的なシーンが散りばめられている。
くみ

くみの感想・評価

3.0
若造ジプシー、醜い七面鳥

土着的な雰囲気と魔術的な力の相性がよく、クストリッツァらしい世界が立ち上げられていた。浮遊感がたまらない
nonkasvas

nonkasvasの感想・評価

3.2
「アンダーグラウンド」のような悲劇をベースに喜劇としてみせる作品かと思いきや喜劇要素は少なめ。音楽もどことなく暗くじめっとした感じで、からっとした陽気な男がいない。
クストリッツァ作品は動物を演技させるのが鉄板なのか、今回は七面鳥がまるで人間の言葉を理解してるかのように動いていた。
dita

ditaの感想・評価

4.0
@第七藝術劇場
VHSで持ってたやつどこ行ったんやろか。幻想と現実のバランスが見事で、話としてはかなり悲劇寄りやけど観終わって悲惨な気持ちにはならない不思議。ラストが悲しいと思う人もいるやろうけど、生命と希望が繋がる瞬間があるのでわたしはあのラスト好きやな。
みどり

みどりの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たばこの煙を耳から出したいし、
ベッドで線香花火したい

人が死ぬのに、また続いてくんだなぁってダンボールで逃げるベルハンにほっこりするラスト

自分もウソつきだから他人を信じないんだ
Anao

Anaoの感想・評価

3.8
「アンダーグラウンド」の方がユーモア多めでよかった。思ったよりも暗い要素が多かった。
でもやはり芸術的なシーンが多く良質。
miho47

miho47の感想・評価

3.9
クストリッツァの作品は群像劇が多いイメージを持っていたけど、ジプシーのときは完全に大河だった。
愚かだけど愛おしい役たちがとても多かった気がする。たまに起きる設定の雑さも面白い。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.2

クストリッツァ好きだけど別にそんなに興味がなかった。
相変わらずアヒルは三匹並んで歩くし犬はわんわんうるさい(かわいい)

ベルハンの鼻が立派ですてき。
後半(権力者)になるにつれイケメン度が増してゆく。(超グッド)

影を踏もうとするシーンよかった。
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