B姐さん

女の秘密のB姐さんのレビュー・感想・評価

女の秘密(1949年製作の映画)
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演出、脚本、編集が洒落てる。
特にグロリア・グレアムの歌うシーンに移行するシークエンスがいい。初めて歌声をモーリン・オハラとメルヴィン・ダグラスの前で披露するシーンも「おおっ」となる(その歌声を聞いている時のモーリン・オハラの演技!)。
刑事(ジェイ・C・フリッペン)とミス・マープルやジェシカおばさん気取りの奥さん(メアリー・フィリップス)との丁々発止も楽しい。
どうでもいいことだが、この頃の映画(40年代、50年代)ってえらく年が離れたカップルが多いような気がする(おやじと若い娘)。この映画も設定はわからないけど、当時メルヴィン・ダグラスは48歳で、モーリン・オハラは28、29だ。グロリア・グレアムも25、6ってかんじ。20代の娘たちがおっさんの気を引くっていうのがやけに可笑しくも変に生々しい。

ハーマン・J・マンキウィッツ(脚本家:『市民ケーン』など)ってジョセフ・L・マンキウィッツのお兄ちゃんだったのね。
今頃知ったわー。
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