女の秘密の作品情報・感想・評価

「女の秘密」に投稿された感想・評価

過去を回想しながら殺しの真相を暴いていく系の映画。八つ当たりでゴミ箱を蹴り上げるメルヴィン・ダグラスに笑った。階段で飛び降りて人を跨いだ2人組は何だったんだ…。ここだけなんか異常。
惡

惡の感想・評価

4.0
徹底した白と黒。オフショルダーのドレスがすごい。

「USAは何の略だっけ?」

「タクシーで愛を語ってもいい?」
衝撃のラスト。変形した百合と言えなくもない。うずくまった主人公たちを他の出演者が飛び越えていく演出がすごかった。
『大砂塵』同様、モーリン・オハラvsグロリア・グレアムという、女優対決が見れるノワール?作。
グログレが相変わらず、ふらふらとしたbitch役でイイ。二人が歌うシーンがよく出てくるが、あれ本当に歌っているかどうかが気になる。

これまた、刑事の妻が探偵気取りで、夫よりも活躍しちゃうっていう、微妙なコミカルさ加減はいかがなものかと思ってしまう。
メロドラマをどういう風に見れば良いのか分からん。

都合良くきっちりと纏まってる感じが、逆に理解できないのかな。

階段の位置と使い方はニコラス・レイっぽさ出てた。
演出、脚本、編集が洒落てる。
特にグロリア・グレアムの歌うシーンに移行するシークエンスがいい。初めて歌声をモーリン・オハラとメルヴィン・ダグラスの前で披露するシーンも「おおっ」となる(その歌声を聞いている時のモーリン・オハラの演技!)。
刑事(ジェイ・C・フリッペン)とミス・マープルやジェシカおばさん気取りの奥さん(メアリー・フィリップス)との丁々発止も楽しい。
どうでもいいことだが、この頃の映画(40年代、50年代)ってえらく年が離れたカップルが多いような気がする(おやじと若い娘)。この映画も設定はわからないけど、当時メルヴィン・ダグラスは48歳で、モーリン・オハラは28、29だ。グロリア・グレアムも25、6ってかんじ。20代の娘たちがおっさんの気を引くっていうのがやけに可笑しくも変に生々しい。

ハーマン・J・マンキウィッツ(脚本家:『市民ケーン』など)ってジョセフ・L・マンキウィッツのお兄ちゃんだったのね。
今頃知ったわー。