このレビューはネタバレを含みます
子供の頃に観た映画を、見直しており、ビックリしています。ジブリってこんなに後味の悪い映画でしたっけ、と。
奇妙に美しい草原が広がるラストシーンに、思わずゾワっとしました。
暗く生い茂る奇妙で怖い森が燃え、可愛らしい草原が生まれるといういささか極端な描写に、今の自分が見失ってしまった精神みたいなものを意識させられました。
なんというか、幽霊、精霊などの存在がやけにリアルに感じてしまいました。みだりに触らない、知らないままで残しておく美しさみたいなもの、大事にしていくべきではあります。シャイな幽霊達が逃げてしまうので。