小学生の頃から一番好きな映画はもののけ姫って言い続けてきたけど、映画館では見た事なかったから、、、感無量すぎて、、、DVDで幾度と無く見返していたけど、何度見ても色褪せない。ポスターのキャッチコピー通り、生きろ という意味を深々と考えさせられる。烏帽子様、サン、アシタカ、其々生きる意味が違えども信念は曲げないまま真っ直ぐに生きている。
あとねヤックルが可愛い。彼、矢で攻撃されて怪我した時もアシタカの役に立ちたくてフラフラ一緒に行っちゃうんだよね。そんな姿は右腕におっことぬしさまによる恨みを持ちつつも人間と森の神様が良い関係になる方法を必死に考えるアシタカ様と姿が重なって、、、ヤックルって、アシタカが動物だったらの象徴なのかなって思った。
それからサンとアシタカのシーンも然り、、サンがアシタカに食料を口移しするシーンがどうしても昔から好きで、、、食を共にするシーンっていうのが人間の本能的にびびっとくるのかなとも思ったり。ジブリって食べるシーンすごい有名だけど、もののけ姫に出てくるジャーキーみたいな食べ物の美味しそうな感じっていうとたまらない。
あと、今回見て発見だなって思ったのがカヤがアシタカに渡すネックレス。彼女が兄様に渡すシーンですっごい泣いてしまった。私もアシタカ様がすごい大好きだから、カヤと気持ちが重なってしまって兄様が村から出ていくってなると本当に悲しくなってしまって、、、はぁ、、、小さい時はあんまり話理解してなかったからこのシーンで泣いたことなんか無かったけど、大人になってから意味が分かるようになって益々楽しめる、、、！とは言いつつも、この物語の原点についてあまり知らないなぁ、、とも思ったので勉強しようとも思ったり。色々グッとくるシーンや怖いシーンはあるのだけど、特にこれっ！っていうのはやっぱりシシガミ様の首が取れて液体が漏れ出すところ。すごい怖いし気持ち悪い。し、得体の知れないものが破壊して回っている様子は自然災害を思わせて怖い。このもののけ姫の怖さっていうのはすごくわたしの中で小さな頃から大好きなポイントでもある。賛否両論あるけど、子供が出来たら幼少期からこの作品を見てもらいたいし、大人になっても見て考えて欲しい。自然と神、どうしたって人類には抗えない領域がありそれらを犯しては取り返しのつかないことになる、ということをこの作品を通して知って欲しい。そういうことを描いている作品は数多くあると思うけど、この作品だからこその価値観、各々の価値観に沿った生きろ、という意味合いを通しての考えが財産になると思う、それくらい私にとっては価値のある作品。ていうか石田ゆり子がサンやってるって最近知ったんだけど、それ知ってからよりサンと石田ゆり子が好きになった...二人とも唯一無二な感じがあってすごく好き。石田ゆり子が最近インスタでゆりごろう帝国やってるの見るの好きなんだけど、流石もののけプリンセスだなって改めて思った、、、、笑リアルすぎる、、、、笑
追記
この作品ではたたらばでの女性の強さが印象的に描かれている。今でこそLGBTQの作品は数多くあり話題もあるが、1997で宮崎駿さんがこの世界観をものすごくわかりやすく提言していたことがとても嬉しい。というか、LGBTQ云々より手前の、
人が人として生きるという永遠のテーマ？的なものになっている気がしてそこもとても好き。そして色々想うことがありすぎてもうレビューが延々終わらない、、、
