10年前の金ロー以来。アニメだと個人的には(特に物語と関係ないところの)無機物自然物の動き(現象)に感動するけど、この映画のジコ坊とアシタカのカットで川縁から手前を横切って飛び立つ鶴とか、シシ神の森の光虫の群れとか、風になびく草とかはタルコフスキーレベル。乙事主の軍団vs唐傘連の戦いは物語の時間内に起こっているのだが「リアルタイム」では見ることができず、事後に間接的に、簡潔に語られることによって言語を絶する悲惨さ(食い止められなかった絶望感)が際立つ。とりあえず久石譲のアシタカせっ記が劇場で聴けただけでも満足
