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もののけ姫のlaのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
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コロナ禍の劇場にて鑑賞。
絵と音からくるパワーが、すごすぎました。
画面に余白がなかった。
ふつう余白が無いと「見づらい」の思うのに。
アシタカがケガ人を背負い、コダマの森を歩くシーンは、ずっと忘れられないと思います。
(お茶目なコダマもたくさんいた…)

自然、神vs人という作りはナウシカと通じる部分がありつつも、こちらの方がわかりやすい。

シシガミは戦わない。
かつ、喋らず、自分の意思を明らかにしない。
オッコトヌシに死を与えるシーンを見たとき、
シシガミ自身も相手に命を与えるのか、奪うことになるのか、分かっていないように思いました。
シシガミの意思で生死が左右されるのではなく、シシガミが生命の概念そのもの、という感じがする。

「ただ待つか自ら赴くかは決められる」
生きるか死ぬかを予測することは出来ないが、命に対して腹を括れるかどうか、だけは、先に決められるんだな。
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