しょうご

愛に関する短いフィルムのしょうごのレビュー・感想・評価

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)
4.5
俺はこういう映画が撮りたかったんだpart2

童貞が女の部屋を望遠鏡で覗き見してる時点で最高。パトリスルコントの仕立て屋の恋を思い出した。
何回もセックスを覗き見しちゃっては頭を抱えてるくせに、「アイスクリーム食べに行きませんか」って誘っちゃうのがウケるし、OKされてミルクの台車振り回すのも笑った。
隠せばいいのに、何もかも正直に全部言っちゃうのもわかる。

童貞は好きな女とセックスしたいのではなく、同化したいだけ。好きな女そのものになって、そこから見える景色や心情が知りたいんだ。
そんなことを思い出して、ラストシーンにすごいカタルシスを感じた。