空飛ぶ海豚

TANNKA 短歌の空飛ぶ海豚のレビュー・感想・評価

TANNKA 短歌(2006年製作の映画)
3.7
評価が悪過ぎるが、短歌だし、ちょっと観てやめようと思ったらハマった。

期待が低かったからかもしれないが、飽きないし、些細な心の動きを演じるのが黒谷さん上手い。更にそれを大振りにする短歌もいい。

フェミニズム映画だった。
女性を人間として愛おしく感じさせる映画。

エロくも健気でもかわいそうでもない。人間らしい。

差し込まれる短歌があることで、平易な話が色味を帯びる。

差し込まれるベリーダンスやエンディングの昭和歌謡も良い。

前衛的にすら感じる。

結局女の幸せは子供みたいなコメントもみたが、そうではない。選択肢として自ら選んだ彼女の前向きなチョイスだっただけ。


勿論経験したことはないけど、そんな表情や態度は沢山みてきたようにも思うし、優男もバカな若者も、通り過ぎてきたように思う。

え、あのカメラマンより、私じじいなんか!!
空飛ぶ海豚

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