評価が悪過ぎるが、短歌だし、ちょっと観てやめようと思ったらハマった。
期待が低かったからかもしれないが、飽きないし、些細な心の動きを演じるのが黒谷さん上手い。更にそれを大振りにする短歌もいい。
フェミニズム映画だった。
女性を人間として愛おしく感じさせる映画。
エロくも健気でもかわいそうでもない。人間らしい。
差し込まれる短歌があることで、平易な話が色味を帯びる。
差し込まれるベリーダンスやエンディングの昭和歌謡も良い。
前衛的にすら感じる。
結局女の幸せは子供みたいなコメントもみたが、そうではない。選択肢として自ら選んだ彼女の前向きなチョイスだっただけ。
勿論経験したことはないけど、そんな表情や態度は沢山みてきたようにも思うし、優男もバカな若者も、通り過ぎてきたように思う。
え、あのカメラマンより、私じじいなんか!!