ラブラドール

ミス・マープル/夜行特急の殺人のラブラドールのレビュー・感想・評価

3.3
アガサ・クリスティ原作の「パディントン発4時50分」を映像化した作品。1961年の作品ということでモノクロ作品です。
主人公のマープルが屋敷に住み込むなど原作とは少し違いますし、映像作品ということで少しコミカルに感じる部分もありましたが楽しめました。

ただ、この作品、クリスティ作品の割に、トリックというか謎解きが単純で物足りなさを感じます。もう途中から犯人の目星が付いてしまいますし、真犯人が誰かと分かっても驚きもありません。
人気のあるクリスティ作品のように、あっと驚くような鮮やかさもなく謎解きが終わってしまうのは残念でした。