ゆういち

首だけ女の恐怖のゆういちのレビュー・感想・評価

首だけ女の恐怖(1981年製作の映画)
3.2
新文芸坐
カナザワ映画祭2019
亜細亜怪談オールナイト

インドネシア産ホラー。
アメリカから来た女性研究者がバリ土着のリアクと呼ばれる黒魔術のマスターに暗い森の中で秘儀を教わるシーンが延々と続き、首だけ女にされる展開がとてもシュール。かと思ったら終盤怒涛のニチアサ戦隊ヒーロー的展開に。急に出てきて主人公に愛を告げて死んでいくエマ、風呂上がりみたいな格好のおじさんヒーローと黒魔術師の魔法合戦。しかも最後は魔術師の自滅。突然の終わりで新文芸坐の観客を置き去りにバリの夜は明ける。魔術の世界は余人の理解を超える世界なのだ。サエボーグの元ネタみたいな豚の姿が脳裏に焼き付いて離れない。
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