社長

ボディ・スナッチャー/恐怖の街の社長のレビュー・感想・評価

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庭仕事をしているおじ(だったと思う)がすでに薄気味悪い。心理的な不安を煽る演出が冴えていて、人々が四方から集まり始める窓からの俯瞰ショットに逆だけど黒沢清を感じた。その後、ドアから出た次のカットですぐの無の表情で歩くさまと、思わず声を出してしまう流れも残酷かつ鮮やか。
クライマックスの逃走のロングショットの連鎖が大胆で、どこまで行くのか、どう終わるのか、はらはらしていた。後半になるにつれ生々しくなっていく撮影から、フィクショナルな愛への距離感を感じた。
レディオヘッドの“ボディ・スナッチャーズ”の転調は乗っ取られる感じの表現なのかしら
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