Ryan

ハロー!?ゴーストのRyanのレビュー・感想・評価

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)
2.8
キングボンビー等身



ストーリー
自殺願望のある孤独な青年が、ひょんなことから風変わりな4人のゴーストたちに取り憑かれ、彼らを成仏させようと悪戦苦闘する姿を笑いと感動で綴る。


主演 チャ・テヒョン


韓国の喜劇王子チャ・テヒョンが贈る感動作。
しかし、、、ハマらず。
割と退屈だった。

チャテヒョン作品とは相性が悪く「猟奇的な彼女」もハマらず。
今作はラストで感動したがそれ以外は全然ダメでした。
このラストがなかったらもっと印象は薄かっただろう。

何が苦手なのか難しいが、まずホラー。
結構しっかりやってる事はホラー。
そして、趣味が自殺な主人公が思いとどまる理由が"恋"
このテーマは当時なら良かったかもしれないが現代の社会情勢を見るとその価値観は変化した様に思う。
結局様々な理由を捻り出し自殺したいと願うがそのたった一つの真の理由に辿り着くまでの前振りが長い。

それと私個人が持つ死生観とこの映画そのものの考え方が合わない。
主人公は間違いなく"病"を患っており大人的に言うならば"鬱"なのかも知れない。
しかし、なぜゴースト達は自殺を止めようとするのか?それはどうしても人間の"死"のイメージが強すぎるからだ。
それなのに自殺願望の理由が「家族がいない」「寂しい」と嘆くのはどうも違和感。
ずっとフワフワ宙に浮いていた様に感じた。

終盤までは飽きていたがラストの展開には泣きそうになる。
序盤からこの映画が面白く感じた方なら間違いなくハマるのではないだろうか。
Ryan

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