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男たちの戦場のmhのレビュー・感想・評価

男たちの戦場(2006年製作の映画)
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WW2のニューギニア戦線、ポートモレスビー作戦のなかの「ココダ道の戦い」をオーストラリア軍視点で。
OPエピソードが夢ではじまるので不安になる。創作において夢、回想はできれば禁じ手。それをらくらくやってのけるのは、これがオーストラリア映画だからだろうか。
アマゾンレビューで指摘しているひとがいるけど、オーストラリアは戦争映画がなんか変。自己正当化とプロパガンダがかなり目立つことが多いんだけど、これはわりとバランスがいい。
なんといっても基本設定である、雑務専門の民兵「チョコ」「チョコレートソルジャー」の存在がいい。戦闘を行うのはオーストラリア帝国軍で彼らはあくまでその補助という戦争映画にはもってこいの存在。
それを活かしきれてないのは残念だった。
日本兵を神出鬼没のモンスター「プレデター」みたく扱ってるのも悪くないけど、結果的にチープなスリラーになってしまったのがもったいなかった。
ウィキペディアによれば、予算が取れなかったから、どろんこのシーンが多くなったとのことだった。
前述したオーストラリアの戦争映画はなんか変な件だけど、①これまで自発的な戦争をやったことがない。②これまで戦争に負けたことがない。という特殊な条件のたまものなんだろうかとかそういうことを考えながら見ていた。
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