チョウ・ユンファの伝説的な一作！
アンディ・ラウ、ジョイ・ウォン共演。再レビューになります。監督は『シティーハンター』のバリー・ウォン。
アジアを代表するギャンブラーのコウ。彼は賭神と呼ばれていた。
日本遠征でも、連戦連勝の彼だったが、ひょんなことから崖から転落し記憶を失ってしまう。さらに、愛する恋人をも失い、窮地に立たされたコウの行方はー？！
全編ギャンブルで構成されているかと思いきや、ノワール・アクションや銃撃戦、爆笑コメディ、人情ドラマなども盛り込まれ、これぞ香港満漢全席と言える作品！
とにかくカッコいいユンファも拝めるし、記憶喪失となり幼児退行してしまった、おバカなユンファも楽しめる作品です。
背中で観客を泣かすユンファスゲエ！！
ちなみに内海賢二氏が声をあててるシーンがあるんだけど、権利の都合なのか流通されてるバージョンでは聞けないし、現行版は香港オリジナル版で、ちょっと長く感じますね。
日本公開版は、かなり小気味良いテンポでした。
チャウ・シンチー映画でお馴染み、ン・マンタのおじさんや、日本のボディビルダー西脇美智子も出演！
丁半バクチでサイコロ粉砕したり、麻雀のパイを棒で取り合う場面カッコ良す❤️
まあ、往年の香港映画らしく、とにかくおバカな作品なんだけど、全編異様なパワーで溢れる作品で、地元香港ではジャッキー・チェンが死力を尽くした力作『奇蹟／ミラクル』の興行記録を上回るメガヒットとなりました。
その後はあのチャウ・シンチーも加わり、一躍香港ではギャンブル映画ブームとなります！そして、その後15本近い続編が作られ、計測不能な位の模倣作が作られました。
香港人はとにかくギャンブルが好きで、その上香港一の名優ユンファ主演となれば、そりゃメガヒットしますよ。笑
『男たちの挽歌』などでは、クールな役柄だったけど、今作のコミカルな演技は彼が天性のコメディアンなんだと実感させてくれます。
ちなみに小学生の頃、今作にハマりしばらくの間、ポーカーやブラックジャック、麻雀なんかを家族でよくやってました(なんちゅう小学生←
まあ、大人になってからはパチンコすらやったことないんですけどね！笑
そして、若かりし日のとにかくイケメンのアンディ・ラウも存在感たっぷりだし、ジョイ・ウォンも可愛い！90年代香港映画新時代を宣言する作品となりました。
ちなみに最近でも、今作のリブートシリーズである『ゴッド・ギャンブラー／レジェンド』が製作され、合計3作まで公開されてるんだけど、香港ローカルの極みの様な作品の為、一作目しかDVDリリースされてないので、NetflixやJAIHO辺りで配信に期待したいところであります。
今作も、なぜかなかなか配信にならずと言ったところなのが残念...。😭
