冒頭から良い感じに狂っている。小栗旬が若い。効果音が堪らなく嫌。新井浩文のヤンキー役は間違いないし、キレた中村獅童は本当に怖い。あの子役の子はマジ泣きだと思う。三池監督が美味しい配役。
解釈の余地を与える暗闇、想像させるグロさがジャパニーズホラーのそれ。長回しの冗長シーンもあるが、PV出身の監督だけあって映像は洗練されている。主人公は解離性同一性障害、いわゆる多重人格な訳ですが、誰しも戦っているんだろうきっと。十三と13号の二人一役は大成功だったけど、それぞれの一人二役バージョンも観てみたい。
赤い部屋のシーンが最高なのでR-15程度のグロ耐性のある人は是非観てほしい。全裸の小栗旬vs.半裸の中村獅童。