2011/09/30鑑賞
3Dでウザく感じるのは字幕。
効果を計算された近景のさらに近景に容赦なく割り込んでくる。
いくら吹替えを好まないのは日本人くらいだといわれてもやっぱりオリジナルのセリフで観たい。
例えば、ブルースリーの映画だって香港映画の文脈からはずれ、声優を使ってない燃えよドラゴンが別格なわけだし。
そんなこんなで、字幕から開放される3Dの邦画に興味があった。
晴れて、3D邦画デビュー。
ヒッチコック、リングシリーズ…それなりに観てはいるけど、スクリーンで観たくなるほどホラー映画好きではない。
でもね、クリストファードイル×満島ひかりとなると話しは別。
清水崇作品ということで、クリストファードイルには花様年華、2046、愛の神 エロスあたりを期待した。
そして、満島ひかりは声を封印してもやはり満島ひかりたり得るのか?
ホラーはおいといて興味津々。
肝心の3D、やっぱりというか視覚がゴチャゴチャする。
経験則から客席のかなり後方中央で観たのだけど、アライメントが狂いっぱなし感。
IMAXなら多少よかったのかも知れないが…
正直疲れる。
3Dでなければこの構図、このレンズじゃないでしょ、とちょいちょいツッコミも入れつつ。
なんだか2Dでじっくり観たいな、もう一度。
でも…怖かった。
ヒッ、とか、ウワッ、とか声を出す人はいなかった。
椅子から飛び上がって驚いたのは僕だけだ。
でも、怖かった。
窓口で席を指定する時、今日は空いてますから、と告げられたけど掛け値なしに空いていた。
宇宙戦艦ヤマトだったかな、ふた組、三人で観たことがあったけど…
だだっ広い劇場。観客ひとりぼっちで観るホラー映画は格別の怖さがあるよな〜。
劇中劇の映画のシーンとシンクロして、どっか異空間に連れて行かれそうだった。
深見さん、なんだか、そういうのってマジ怖くないすか?怖いと思いませんか?わかりませんか、深見さん?