何もかもが究極的

今日、キミに会えたらの何もかもが究極的のレビュー・感想・評価

今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)
3.4
運命の恋は、現実にはどこまでの試練に耐えれられるか?というお話。
本作で、主人公2人が幸せなのは冒頭20分くらい。
その幸せだった思い出を引きずり、
あの快感をもう一度と
何とか一緒になろうと頑張るが、
その為に払った犠牲の甚大さに耐えきれず、最後には結果に疑問を抱いて終わる。
映画的運命の恋であれば、
どんな試練でも乗り越えられるが、
現実にそれができるのか?
と見る側に問いかける。

またドキュメンタリー風の撮影方法は、
冒頭の恋の始まりの甘い雰囲気で
只のお洒落映像だと勘違いするが、
実は予定調和的ラブロマンスではないという作り手の意思が介在している。