猪名寺乱太郎は、一流忍者になる事を目指して忍術学園に入学。
忍者のたまご“忍たま”として、一年は組で忍術を学んでいた。
国民的アニメ「忍たま乱太郎」が実写化。
子供の時みてたアニメが実写ってことで鑑賞。
アニメの実写は、好き嫌いも分かれるでしょうが、なんとなく原作(良品ならば尚更)の二番煎じ的と捉えがちでしょうが、この『忍たま』に限れば、とてもそういう減らず口をたたくにはおこがましい程の豪華なキャスト陣…。
乱太郎を演じる加藤清史郎くんはもとより、主役を囲む俳優さんの中には、大物俳優・女優を「これでもか!」というほどの顔ぶれ。
加えて、そういうビックネームを半ば忘れるかのように演じられた「大物」のハチャメチャぶり=それぞれの役柄に忠実なゆえ=には圧倒されました。
あえて時代背景を無視したものもありましたが、ところどころに分かりやすい「解説」を入れたりと、ドタバタものだけにならなかったのは、演出や監督さんの力量あってこそだと実感しました。
また、この映画の殺陣やアクションはなかなかの出来。
いくら『13人の刺客』の監督さんだからと言って、子供映画向けだけに血や汗は全く流せませんが、それでもアニメ実写化といえCGに頼らず、殺陣にこだわり、スピード感溢れ、迫力に満ち、忍術の面白さも含めて、柔らかい緊張感のアクションが作り上げられていました。
とはいえ、予備知識なしで観た人にはよく分からいかもしれない。
予備知識がある人でも分かりにくいのではと思える場面もあった。
しかも登場人物が多くて、「どれが誰だ!!」状態でした。
忍たまファンのため、或いは子供のための作品で、一般の人にはあまり馴染めないと思える映画だった。
しかし子どもと映画いいなあ。
産まれたらたくさん連れてこよう♪