松井の天井直撃ホームラン

爆笑野郎 大事件の松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

爆笑野郎 大事件(1967年製作の映画)
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↓のレビューは、以前のアカウントでの投稿を、ほんのちょっとだけ改訂したレビューになります。

☆☆☆★

※ 鑑賞直後のメモから


サスペンスの名匠として知られる、鈴木英夫の手掛けたサラリーマンコメディー作品として、今日としては貴重な作品と言えるのかも。

主演には、当時人気が有った晴乃チックタックの2人。
別に2人が主演したって〝 いいんじゃな〜い 〃

2人共に、彼女から一方的に結婚式を行われてしまう。
もっと独身を謳歌したい2人。出張先で大いに羽根を伸ばす計画。
柳川・熊本・出水と、ロードムービーの要素も併せ持つ。

先ず登場するのが、〝山の穴々〟こと中沢家の浪曲先生三遊亭圓歌師匠(当時は歌奴時代)

頑固な師匠だが、浪曲1っで大口契約(笑)

その後も、春川ますみ演じるちょっとぽっちゃりな温泉芸者に騙されたり…と。散々な目にあい、
最後は新婚新妻が押し掛けて来ての大騒動。

内藤陳率いるトリオ・ザ ・パンチがコメディーリリーフとして登場するが、本当のコメディーリリーフと言えるのは寧ろ有島一郎の方だった。
とにかく、有島一郎の素晴らしい動きと仕草には拍手喝采。
これこそが真のコメディー演技。年期が違うんだなあ〜。

そんな事を含めてもハイ!

〝 いいんじゃな〜い 〃

2010年5月10日 シネマヴェーラ渋谷