水没
〈ベンジャミン・バトンは老人の身体に生まれ、歳をとるにつれ何故か若返ってしまう。
戦争、恋愛、別れ…。彼は苦悩しながらも自らの人生に向き合い、愛そうとする。〉
デヴィッド・フィンチャー監督作ドラマ。ブラッド・ピットが主人公ベンジャミンを演じる。
生まれて死ぬ、作り上げては失う。人はそれらの継ぎはぎの中を生きていく。ほんの小さな繋がりの集積である自分自身の進むべき道を、観る者にも問いかける。
ベンジャミンもデイジーもかなり不憫に思えて、特に最後の方辛かった。人生の苦楽を繊細に描いた良作だと思うけど、それらへの感動よりも悲しいという感情が勝ってしまったという感想。また見た時は感じ方が変わるかもしれない
せめてハチドリが示すその先が、彼らにとって幸せなものでありますように。