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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のfuzikuramanのレビュー・感想・評価

3.0
放映当初から気になっていた作品でした。

所感→「う…うう〜ん!!?」て感じでした。

「生まれた時には見た目老人で、死ぬ頃には見た目赤ん坊」という設定を飲み込める方でないと鑑賞後「う〜ん…?」ってなると思います。
ベンジャミンの不思議な誕生の理由などは、不思議なまま、紐解かれず終わるので。
腑に落ちない感もあるかも。

作者が伝えたかったのは、
老人なのに中身は子供、
子供なのに中身は老人、
奇怪な主人公には、彼なりの悩みがあり、良いところがあり、

そんな彼を拾い育ててくれた母や、
雇ってくれた船の船長、
一度は彼を捨てたが全財産を彼に渡した血の繋がりのある父親、
そしてデイジーなど…

「奇怪な主人公の愛に満ちた人生」ということ?かな?

話は違うけど
著:今井市子「百鬼夜行抄(漫画)」の「逢魔の祭」という話を思い出しました。
寝たきりだったおばあさんが、神の酒を飲んで若返り、邪鬼から家族を守り、若返りすぎて、最後は光になり消滅するお話です。

中古本屋に出してしまったことを後悔。
今読み返したくなった。
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