鉄

ベンジャミン・バトン 数奇な人生の鉄のレビュー・感想・評価

4.4
おじいちゃんの状態で産まれたブラッド・ピットが赤ちゃんの状態で死んでいく映画。

冒頭の時計技師のおじいちゃんの話が既に良い話。「人生には限りがあるんだから若いうちに〜」とか抜かす老害の言葉を右から左に受け流して生きてきた若者な訳ですが、それをこの人より早く理解できる人いるんですかね。分かっちゃいるけどぐうたらしたいんだよ…人生はひたすら長いけど二度と同じ時間に戻ることは無いという事をハチドリやハリケーンを使って表してるのも秀逸だなぁと思った。どのようにして生まれたかではなくてどのように生きるか、みたいな普遍的なお話だけど、ベンジャミンの最期を観て、大変グッと来ました。

ハチドリってすげぇんだぜ!
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