こけ

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のこけのレビュー・感想・評価

4.2
お笑い芸人のヤーレンズがM1決勝のネタでベンジャミンバトンと言っていて気になったので鑑賞!

ストーリーは第一次世界大戦、真珠湾、終戦といった歴史の流れに沿って進められ、時間の進み方が分かりやすくなっていた。

冒頭の老婆の日記からのスタートで、主人公がどの立ち位置かわからず、徐々に老婆の愛人であることが分かっていった。

また序盤のベンジャミンを捨てる父親の描写からは、母親を失ってまで生まれた子供が老人のようで、父親が捨ててしまった気持ちもわかり苦しくなった。しかし、ベンジャミンに自分の正体を隠しながら関わり続けた姿には償いを感じた。

人間は年老いる事が当たり前と考えていた常識が崩されて、ベンジャミンの生き方は私達の日常を考え直すきっかけを与えてくれている。

そして、ベンジャミンが多くの人と関わる中で、影響を受け成長していく姿から人間は1人で生きてはいけないと思った。
こけ

こけ